http://www3.nhk.or.jp/news/2007/04/16/d20070416000146.html
スギ花粉含む食品に注意を

これは厚生労働省の調査会で決まったものです。
スギ花粉を含む健康食品をめぐっては、ことし2月、カプセル状の物を飲んだ
和歌山県内の女性が重いアレルギー症状で一時意識不明になり、厚生労働省は、
ほかにも一般に売られている商品がないか調べました。その結果、飲料水や
あめなどとして10種類以上がインターネットなどで売られていることが
確認されたということです。花粉症に対しては、花粉のエキスを少しずつ
注射して体を慣らしていく「減感作療法」という治療法がありますが、
花粉症の人の中には似た効果を期待して購入するケースが多いとみられています。
このため厚生労働省は、スギ花粉症の人が食べると重いアレルギー症状を起こす
おそれがあるとして、注意を呼びかけるとともに、こうした注意点を商品に
表示するよう業者を指導することになりました。調査会の座長で
「東京都老人医療センター」の井藤英喜院長は「含まれる花粉が少なくても、
重い症状を招く危険があり、花粉症の人はできるだけ食べないようにしてほしい」と話しています。