あの独特な歌声と不思議なキャラのロゼが好きで、ずっとロゼ最強説を唱えていた
しかしおれの心の中に今ジスがいる、これはいかんともし難い事実だ
俺はその事実を自分の中に溜め込んでいることができず 
とうとうロゼ本人にそのことを伝えた 
ロゼは真剣な表情で時々頷きながら、俺の話を聞いた
それから彼女は少し悲しそうな顔で笑って、小さ声で何かを英語で呟いた 
俺には何と言ったか聞き取れなかった
が、俺にそれを聞き出す権利はないと思った
別れ際、彼女は極めて明るく振る舞っていた というか少しはしゃいでいたように思える
でも俺は見逃さなかった
俺に手を振りながら、一瞬彼女の瞳に何かが光ったことを