ハラは昔から内臓をえぐりだして皮膚のように秘密をあつかうのだ。

ハラは整形直後の写真を出す必要などなかった。真実の自分をファンに知ってほしいのだ。

そしてなにより「KARAの名において」脅迫に屈することだけはできなかった。

KARAという記憶が、ファンの信頼が、卑劣な生き方を選ばせないのだ。

自分一個の恥などなんとも思わないのだ。人形のようなハラちゃんのボディーには、そういう激しい心が備わっていた。ハラペンが愛するのはハラの心なのだ。

どりゃっ!