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デビュー初期から一緒のベッドで眠るほど仲良しの二人。
幼い頃から男勝りで、思春期を迎えても異性にまるで興味を示さなかったイェナ。
彼女は寮の三人部屋では末っ子であり、本来は隣の二段ベッドの上なのだが・・・
天井が近くて苦手、夏場は暑い、などとわがままを言っては、たびたびナウンの所に入れてもらうのだった。

そんなイェナが最初に一線を超えてしまったのは、一緒に寝るようになってわずか数日後の、ある晩のことだった・・・。


ああ・・・そこ・・・。
寝言で男の子の名前を呟(つぶや)きながら、イェナの腰に足を絡めてくるナウン。

いい・・・。もっとして・・・。
夢の中で気持ちよさそうに睦言(むつごと)を繰り返しながら、イェナの腕にすがりついてくる。

窓から差し込む薄明かりに照らされる、その美しい寝顔にますます魅入られるイェナ。
恋人に抱かれて乱れるナウンの姿をつい想像してしまい、思わず体の中心が熱くなる。
そして我慢できずに、ナウンのふっくらとした唇に吸い寄せられていくイェナ・・・。

そして触れる直前でほんの一瞬、躊躇(ちゅうちょ)したのち、そっと口を重ねてしまうのだった。

んっ・・・あん・・・。
甘い声を漏らしながら、まだ夢の中で唇を求め返してくるナウン。
びっくりして顔を引き離すイェナ・・・。


私は見守るだけでいい。オンニが幸せなら、それでいいんだから・・・。
その晩以来、ナウンが寂しそうに下半身を疼(うず)かせるたび、イェナは彼に代わってその体を慰めてあげるのだった。


・・・・・・・・・・。


ほら・・・オンニのお汁まみれの彼のもの。ちゃんとキレイにしてあげて・・・。
すでに何度もイかされぐったりしたナウンの体から、ゆっくりとバイブを引き抜くイェナ。
その電源を切ると、ナウンの唇に擦(なす)りつけながら、口の中に押し込み、ゆっくり出し入れし始める。

どう?・・・美味しい?
ん・・・あん・・・。分かん、ない・・・・。
卑猥(ひわい)な形の物体を咥(くわ)えさせられたまま、とろんとした目で力なく答えるナウン。
そしてそのまま、口の端から涎(よだれ)を垂らしながら、気持ちよさそうに眠りに落ちてしまうのだった。

その淫(みだ)らな寝姿を眺めながら、幸せな気持ちに心が満たされるイェナ。
オンニが気持ちよがるの見るだけで、私も気持ち良くなるんだから・・・。
そして甘えるようにナウンの体に寄り添うと、つられるように、次第に彼女の意識も甘美な安らぎの中へと沈んでいくのだった。