>>660

ああ・・・神様・・・。
レイチェルは後ろから腰を掴まれ、激しく愛されながら、思わず胸に下げた十字架を握りしめる。
こんなの・・・ダメっ!・・・。
妻子ある教師と体を重ね、抱かれる悦びを知ってしまった罪深い教え子。
敬虔な彼女の心は背徳感と愛欲に引き裂かれながらも、それでもその葛藤の先に小さな希望を見ていた。
どんな結果も、すべては神様がお決めになること。これは真実の愛だと、神様はわかってくださるはず。

意を決し、再び彼の方に向き直ると、ポニーテールを解いて髪を振りほどく。
長い髪が豊かな両胸までこぼれ落ちる。
そのまま彼に迫り、長い足を絡ませ、切ない表情で自ら激しく腰を打ち付け始めるのだった。

二人の間から溢れ落ちる愛の滴が、夕暮れの美術室の床を濡らす。
彼は一瞬戸惑いながらも、彼女の尻をテーブルに乗せて動きを封じると、再び自分のペースで責め立てる。
ああっ、すごいわ・・・
彼女も負けじと、両手をついて腰を浮かし、再び自ら動いて彼の体を味わい始める。

ああっ・・・レイチェル、だめだ・・・ストップ。
彼は慌てて身を引こうとしたが、首に抱きつかれ、長い両足で腰を絡め取られ、すでに手遅れであった。
そのまま彼の熱い愛が、不規則な脈動を繰り返しながらレイチェルの体の奥へと注ぎ込まれる。

この先に待ち受けるどんな荒波も、きっと乗り越えて行ける。
レイチェルは彼の体温を感じながら、瞳を閉じて天使の微笑を浮かべていた。

-完-