>>52 

イブ&チュウの「エデン」路線は、結局一年間のプレデビュープロジェクトをやってみて、前衛路線だけではチャートアクションには
繋がらないという苦い経験と、OECでの手応え、そしてLOONAの強みであるアート性を折衷した「現実路線」だと思う。

ただ踊れて歌える即戦力とはいえ、個性という点ではイブもチュウも既存の8人より大人しい感じなので、エース候補投入とは思えない。

あくまで完全体になった時センターを担うのは、美形のヒョンジン、チェリか、個性の明確なヒジン、華のあるジンソル辺りになるは
ず。その時に歌唱とダンスでセンターに絡んでいって、底支えのできる実力派脇役が今のエデンの二人〜四人だろうなと。野球で言えば
二番、六番のポジション。

残った二人によほどの大器(チョア、ソルジ級のメインシンガーか、モモ、チョンハ並のダンサー)が来ない限り、基礎体力は今のメ
ンバーx12の水準をでないと思うので、やはり勝負のキモになるのはグループコンセプト。

制作陣は、多分Monotree&Digipediの現有チームで行くはずなので、他グループに提供した既存楽曲で予想してみたのだけれど、基本
Monotreeの楽曲はシングル向きの派手な物が少ない。ApinkやAprilと重なる小奇麗清純派では明らかに埋もれてしまうし、復帰後の
Ladies Code「The Rain」「Galaxy」辺りのスロージャムでは、多分爆死してしまうはず。

あえてこの辺りが来ると面白いだろうなと思っているのは、

SUPER JUNIOR 「Magic」やNine Muses 「KOONG CHIT DAK CHIT」でみせた、小洒落たR&Bファンキー路線。
これまでの1/3やOECでも試みていない辺りで非常に面白いけれど、このレベルの音楽的チャレンジにLOONAメンバーの実力で対応で
きるかどうか。

大穴だけれど、来たら意外にハマるかもしれないのは、KARAの妹グループとして日本で活動していた、PURETTY 「チェキ☆ラブ」の
キラキラ歌謡ポップス世界。

PURETTY - チェキ☆ラブ(Main Ver.)
https://www.youtube.com/watch?v=fdsjpcnPurY

何をバカなことをと言われるかもしれないが、OECのハイパーアクティブ感ある楽曲の原点は多分この辺りだと思う。
2017年水準のエレポップアレンジでモダンにしているものの、よくよく聞いてみるとOEC楽曲とは結構近い感触がある。1/3のメンバ
ーの透明感や初々しさも、この手のパーティーポップであれば違和感なく合流できると思うし、現在Mix Nineで修行中のヒジン&ヒョ
ンジンがその成果を見せる絶好の世界観ではないかと思う。(何よりこの明朗路線を取った場合、得をするのはマンネのヨジンか)

その意味では、この手の歌謡明朗ポップをリードシングルにしてチャート番組に橋頭堡を穿ちながら、ユニットやアルバムで現在のマニ
アックな楽曲世界をじわじわ持ち味として浸透させていくのが、最適解かもしれない。