>>498

レベル・ミュージックとしてパンクが、民主化直後で基盤固めを急ぐ全斗煥政権では徹底的
に抑圧されたと聞いてる。だから若い音楽ファンが思いを託したり、偶像化の対象にできる
音楽は90年代以降のHip Hopに集約していったのかもしれない。

Hip Hopはダンスミュージックだけど、ラッパーはジェスチャーとアクションに頼りがちで
ダンスを表現に持ち込むことは少ない。ところがK-POPに取り込まれたラップは、そこに垣
根を作らない。むしろ積極的にミクスチャーを進めていて、「ティーン・ポップ+ダンス+
ラップ」を三位一体にすることにアイデンティティがあるというすごくユニークな形態だ
と思う。

書き出してもらったヒットグループの変遷を見ていると、無作為にそうなったのではなく
あきらかに政治と文化と地政学による、歴史の必然があったのだとわかるね。