湘南【プラス材料】
チーム内の競争が熾烈だ。ルヴァン杯の躍進が裏付けるとおり、年齢や経験を問わない
指揮官の選手起用と仲間同士の切磋琢磨が着実にボトムアップに昇華されている。
層は厚みを増し、誰が出てもチームとしての戦いは揺るがない。前節のG大阪戦で
前半のうちにピッチを退いた菊地俊介をはじめ、離脱していたメンバーもトレーニングに復帰してきている。
そのG大阪戦は後半、相手に一瞬の隙を突かれ、0-1で惜敗した。悔しさが倍加する訳は、
ゲームの内容に他ならない。とりわけ前半は、立ち上がりから攻め立て主導権を手繰り、
相手の4倍となる12本のシュートを浴びせた。ゴールへ向かうプロセスは、チームとしての
積み重ねの賜物であり、今節こそ先制点につなげたい。