RP:もし、浦和の監督がミハイロ・ペトロヴィッチ監督のままだったら、また違う判断があったのでは?
山田:ミシャがチームを離れたのは7月の終わりでしたよね。その頃は、湘南を昇格させることで気持ちがいっぱいだった。
ただ、浦和の監督が堀さんに代わって、湘南が昇格できるかなということから考え始めたので……。
でも、ミシャだったら、自分はどうしたのだろうか。ただ、間違いなく、浦和にいた時の僕よりも良くなっているという自信はある。
(監督がミシャのままでも)チャレンジしていたと思う。

RP:来季、浦和で勝負するポジションは、やはり柏木陽介、長澤和輝が任されている、インサイドハーフ?
山田:そこにいるのは代表候補の選手。だからこそ、奪って……。奪えば、日本代表だと思うので。
その2人から絶対にポジションを奪いたい。その気持ちでいっぱいだ。楽しみ。
前の僕は何も確立しないまま、やりたいようにやっていた。完成したとは言わないが、
自分の世界を持てるようになった。湘南で作ったもので、もう1回、浦和で勝負したい。