世界献血者デー 輸血用血液このままでは大ピンチ2013年 6月14日(金)
6月14日は「世界献血者デー」です。ttp://www.tss-tv.co.jp/tssnews/NN1306140090.html
この「世界献血者デー」は、献血の協力者に感謝すると共に、その活動を広く知ってもらおうと制定されました。
こうした背景には、献血を取り巻く厳しい現状があります。
広島市中区の献血ルームもみじの安本亜香里さんは「年々、献血者の人口が下がっている。
夏の暑い時期は、献血バスが出ても人が集まらない」と話しています。
県内では、現在、A型の400ミリリットル献血と、すべての血液型の血小板成分献血が特に不足している状況です。
県赤十字血液センターは献血への理解を深めてもらおうと、去年10月、アニメーション映像や、実際に献血で集められた
血液が製品化されていく過程を見学し、血液の仕組みや献血の大切さを学ぶことができる施設をオープンさせました。
県赤十字血液センターの佐藤万規子さんは「10代・20代若者の献血がどんどん減ってる。
子どもの頃から献血について親しんでもらい、献血できる年齢に達した時に献血してもらおうと『人を助ける』
をコンセプトに作った」と話していました。
輸血が必要な人の8割以上は50歳以上という現状から、14年後には、輸血が必要となる人は、549万人に。
一方で若者の献血離れがこのまま進むと、101万人分が不足すると予測されています。
献血ルームでは、現在、10代・20代の若者を対象に、「献血ビンGO!!」キャンペーンを展開し、達成した人は
プレゼントがもらえます。
献血は、今、まさに病気と闘う人に血液だけでなく「命」を、そして「生きる」という贈りものを届けています。