音響監督が、どうして週に何本も作品を抱えられているのか不思議に思う方がいるかもしれません。
マジックカプセルの場合は、音響監督を支える制作の人を担当制でつけていて、彼らがしっかり管理しているのが大きいです。
制作はみんなオフィスのワンフロアにいて、それぞれの状況を密にやりとりしながら、どう進めていけばスムーズに動くかを心がけながら音響監督をサポートします。

以前お話した優秀な音響制作プロデューサーの場合 、音響監督の代わりに打ち合わせに出向くこともできます。
そこで先方の意向をきちっと聞いて、あとで音響監督に共有するという役割分担ができるんですよね。アニメ制作の総監督と監督のような感じでしょうか。
そうした工夫で、本数をこなすことができている面があります。