声優というのは俳優に対応した概念だからね
今でこそ専門性の強いという意味も薄れた派遣労働者という言葉ではあるが
規制緩和以前の元々のイメージに該当する存在が俳優なんだよ

声優だけでは成立しないプロジェクトに声をかけて参加して貰う形
声優だけでも成立するようなものは別にプロフェッショナルを呼ぶ必要も無い
その辺が端的に分かるのがテレビアニメと劇場アニメの違い
この場合は宣伝だったり能力だったり選ばれる理由は色々ではある

青二プロダクションの設立経緯を見ても分かるが
声優というのはテレビアニメの安定供給の為に必要とされた程度の存在で
元々そんなに人数が求められてはいなかった パイが限られた

今はアニメが多様化したなどの理由で声優をとっかえひっかえしているが
一人分のパイが減ったのであれば声優は消耗品と化しやすく
専業化はより困難になるんだよ そして俳優がますます優位になる