堀江貴文「結婚という制度に縛られなくていい」
結婚は「田んぼを守るためのシステム」だ

結婚なんてしなくていい。家族は「捨てるフォルダ」に入れて、問題ない存在だ。

少し専門的な話をしよう。日本での家族制度の起源を、ご存じだろうか? 
18世紀のイギリスで起きた農業革命が、日本に波及した江戸時代にさかのぼる。
田んぼは1年も耕さないと、次の年には収穫できなくなってしまう。だから子孫に引き継いで、維持していかねばならない。
食糧供給のために安全な相続は、田んぼを分割せず、一子相伝の方法でなければならない。
それが長男至上主義の因習の下地となり、養子縁組システムの確立を進めることになった。

長男は生まれた土地に縛られ、次男次女たちは豊かな家庭に丁稚奉公へ行き、
別の家族の一員となる。そうやって、日本社会では長年、長子に土地を相続させ、途絶えないように田んぼを守り続けた。

要は、結婚とは「田んぼを守るためのシステム」でしかない。田んぼ以外に食糧供給の生産分野をたくさん開発した現代人には、まったく無意味なものなのだ