「全く買ってない。僕は苦手なんです。こういうのって、買っちゃうと価格を毎日見るようになる。1日に5分見たら僕の人生のうち5分がそれに使われる。
超損じゃないですか。だから価格見なきゃいけないのは買わないって決めてるんです。だから株も苦手」(西村博之氏)。
21日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』で、2ちゃんねる創設者の西村博之(ひろゆき)氏と橋下徹氏が、加熱するビットコインブームに警鐘を鳴らした。
 橋下氏が「円は日本経済が裏付けにあって信用されている。日本経済がどんどん収縮してボロボロになるとわかったら通用しなくなる。ビットコインにはそれがない。今は投機の対象になって、
値段が上がるだろうということで取引されたり商品の決済で使えたりするけど、裏付けは円やドルに換えられるという前提があるから」と話すと、西村氏も「買う人がいなくなったら、ファンダメンタルズ的にはなにもない」と指摘。
さらに西村氏は「(将来、全てが仮想通貨に置き換わるという説について)絶対ない、それは不可能。色々な決済に使えると言うけど、手数料がめちゃくちゃ高いから。
今の日本の税制では株と違って税金も高いし、よほどの馬鹿じゃない限り、あんまり…。(マイニングについても)ものすごく高性能のパソコンで、めちゃくちゃ電気代をかけて一番早く計算した人にだけその報酬が落ちる仕組みなので、
日本だと今の高い手数料でもギリギリだと思うんですよ。今後、電気代とパソコン代もどんどん上がる仕組みになっているので、日本やアメリカではもう元が取れなくなる。
最終的には火力発電で電気代の安い中国か産油国、原子力発電の国に独占されて終わっちゃうんじゃないかな」と、その将来性についても悲観的な見通しを示した。
橋下氏も「今、価格が上がってるからって買いに行ってる人は"どアホ"やね。1000人くらいの人がビットコイン
の多くを保有しているといわれていて、あとの何十万人かはほんのちょびっとを価格が上がるからって買いに行ってるけど、結局その1000人に全部食われるから。