「脱会者は自殺に追い込め」A 2017年4月4日火曜日
http://konmanki.blogspot.com/2017/04/blog-post_4.html
 芸能人に創価学会員が多いことはよく知られているが、創価学会が日蓮正宗から破門された当時、脱会して日蓮正宗の信徒となった元学会員に対する
嫌がらせは、芸能界にも及んだことを、女優の杉田かおる氏が著書で明かしている。

 杉田氏は、先に日蓮正宗の信徒となり、その後、彼女が正宗信徒であることを知った学会員から勧誘されて創価学会にも入った。一時期、学会の広告
塔にもなっていたが、破門に際しては当初からの信仰、日蓮正宗を選んだ。杉田氏の著書には、創価学会を脱会した芸能人がどんな目にあわされたかが
記されている。


>  わたしよりも少し前に、わたしと仲がよかった、年齢も近い女優のK・Uが、やは
> り教団をやめていた。彼女は、やめたらどのような目にあわされるか、だいたい想像
> がついていたので、そのころ、ハリウッドでの仕事が入っていたこともあり、日本か
> らなるべく離れて、日本とロサンゼルスを往復する生活をしていた。
>  ロスにいたある日、仕事の関係者に自宅へ招待されたので、仕事の話に決まってい
> るだろうと疑いもしないで、出かけていった。ところが、そこで待ちうけていたのは、
> 教団の海外支部の人たちだった。気がついたときはときすでに遅く、軟禁状態にされ
> て、半日以上も、「なんで教団をやめたんだ」「戻ってこい」と説得されて、ひどく
> 怖かったと教えてくれた。わたしは同じめにはあいたくないと思った。
>  また、とくに有名人でもなんでもなくて、ふつうの人々も退会によって、意地悪を
> されていた。狭い地域で、地域ぐるみで入会していたような場合は、地域社会から完
> 全に仲間はずれにされる人もいたほどだ。
 (杉田かおる著『杉田』より引用)


 同書には、脱会者に対する酷い嫌がらせの実情を知った杉田氏が、生命の危険を感じ、身を守るための対応策をとったことが記されている。


>  あの緊迫した空気は、いくら説明してもわかってはもらえないかもしれない。おお
> げさでも被害妄想でもなくて、死という言葉が頭をかすめるようなところまで自分を
> 追い込んでしまうのだ。実際に、教団の周辺でわたし以外にもそんなめにあっている
> 人たちを、わたしは知っている。
 (中略)
>  わたしの場合は、それまでに失敗だらけだった。だから、その自分自身を反面教師
> にして、失敗を回避できるように、頭を使うことにしたのだ。
>  黒幕氏と訣別したあと、わたしはテレビの仕事を増やした。番組の内容を問わず、
> 依頼があったものはすべて引き受けた。
>  それは自分なりに身を守る方法だった。テレビに姿をさらすということは、人目に
> つくということだ。人目についているということは、身を守る最上の方法だと思う。
> 誰かが抹殺しようとしても、そう簡単に手は出せないはずだ。


 杉田氏は、自信が経験した嫌がらせ被害については、詳述を避けているものの、同書には学会員から脅迫された事実は述べられている。


>  「裏切り者のおまえは、魔だ。地獄に落ちるぞ」とも、心ない信者から脅された。
> 「地獄に落ちるぞ」という脅しは、最高指導者のスピーチにもよく出てきた。「地獄」
> といえば、いかにも仏教の世界のようであるが、真の仏教者は、地獄をそんな脅しに
> は決して使わないと思う。最高指導者が「地獄に落ちるぞ」というのは、やくざの世
> 界なら組長が、「足抜けできないぞ」と脅すようなものだろうか。