高校時代の話

やたら生徒に英作文の課題を出す英語の教師がいてな…
その日もそいつから課題が出されたんだ

お題は「修学旅行の思い出」
A4のレポート用紙2枚分
一枚分以上書かないと評価しない
出さなければ赤点…というルールだった

最悪だった
俺はクラスで孤立してる陰キャラだったから、修学旅行は行かなかったんだ
英作文なんて書けるわけない

しかし一枚分なんとかして書かなければ評価が…
俺は仕方なく行ってもいない修学旅行の思い出を書くことにした
○○が楽しかった、とか…もうすごいデタラメだらけに

そして数日後…
その教師の英語の授業で、なんと俺の書いた英作文が印刷されてクラスメートに配られた
教師が気にいった作品を何作か紹介したいらしかった

陰キャラの俺がクラスみんなと最高の思い出を作ったという妄想の塊が、クラスに晒されていく…
俺はそこで地獄をみた