Mの「革靴の未来」考 [つぶやき]

ファッションアイテムとしての革靴なら希望はある!?
ドクターマーチンをちょっと紹介したこちらの記事に多くのアクセスが集まりまして。
「ドクターマーチンをサラッと履ける爺いになりたい」と
常日頃考えているワタクシにとっても嬉しいサプライズとなりました。
で今回は同ブランドをモデルケースに、
革靴業界の未来について少しだけ考えてみたいと思います。
ドクターマーチンが売上を大きく伸ばしているのは先の記事に書いた通りですが、
その主要因となっているのが“若者への普及”。
ロック系だけでなく若きファッショニスタがファッションアイテムとして、
さらに普通の男子大学生が最初に買う本格靴として選ぶなど、
幅広い若者に受け入れられているということ。
それを可能にしているのが、
よく知られているようにファッション性の高いブランドやショップとのコラボですよね。
ギャルソンやヨウジなど世界的に有名なコレクションブランドにストリート系ブランド、
エンジニアドガーメンツと言ったアメカジ色の強いブランド、
さらにはビームスやユナイテッドアローズなどなど、
幅広いテイストのブランドやマス向け商品に強い大手セレクトショップなどとの
「全方位協業」によるブランディングが功を奏し、
若者の間でファッションアイテムとしてのポジションを獲得できたのが非常に大きかった。
ワタクシはここに希望を感じているんですよね。
たとえ革靴離れが叫ばれていても、
ファッションアイテムの一つとして認知されれば、若者にも受け入れられる。
クラスタが好む、革の種類とか製法の違いや木型の形状といった細かなスペック云々ではなく、
「お洒落したいから履く」という動機を提供できれば、まだまだチャンスがある。
ドクターマーチンの躍進ぶりを見て、
若者に革靴を履いてもらう一つの方法論として可能性を大いに感じているのですが、
皆さんはどう思いますか?