〈やっと日本が正常化へ〉


■改憲勢力、3分の2に、自民・公明・維新3党。

2021/11/01 日本経済新聞 朝刊

 衆院選で憲法改正に賛同する「改憲勢力」の議席数が衆院3分の2に達した。憲法改正の発議には衆参それぞれの3分の2の議席が必要で、衆院は465議席のうち310議席にあたる。岸田文雄首相は衆院選で総裁任期中の憲法改正を訴えた。
 自民、公明、日本維新の会、国民民主の各党が公約で改憲や加憲に言及した。このうち自民、公明、維新3党で衆院310議席を上回ることが確実となった。
 自民は公約で(1)自衛隊の明記(2)緊急事態対応(3)合区の解消(4)教育充実――など4項目を提示した。
 公明は自衛隊明記を巡って焦点になる9条は「堅持」と唱えており、主張に溝がある。