、香川県警に出頭して関与を認めた女子大学生(19)=大阪府=が「知らない土地に出頭すればうわさが広まらないと思った」と説明していることが捜査関係者への取材でわかった。女子高生は香川県外の出身という。

【写真】警視庁本部

 警視庁は大学入試センター職員が不要な業務を強いられた偽計業務妨害の疑いがあるとみて、女子大学生から事情を聴いている。ただ、「カンニング目的だった」と話しており、業務妨害の意図があったかどうか慎重に判断する方針だ。

 捜査関係者によると、学生は27日午前10時20分ごろ、母親と祖母に付き添われて香川県警丸亀署に出頭した。その際、「縁もゆかりもない土地なら、うわさが広まらずにすむと思った」などと理由を説明。涙ながらに「大変申し訳ないことをした」と警察官に頭を下げたという。