●不法滞在外国人労働者への対策 (過っての韓国)
  ⇒オリンピックをきっかけに起きる恐ろしい実例

韓国の外国人労働者に対する扱いは、ソウルオリンピックを契機にして
大きく変わった。
 その時までは韓国では在留資格制度(ポジティブリスト)に よって、
よって、外国人の受入れは専門技術者に限っていた。
ところが、ソウルオリンピックと前後して経済成長が進み、労働力不足が
顕著になった。
韓国政府は1991年に開発途上国の技術向上を名目として産業研修制度を
導入し、実質的に『非熟練労働者』を受け入れてしまった。

ところが、研修生がより高賃金をもとめて研修先で失踪し、不法就労化
する事態になった。
韓国政府は対策を講じたが効果は出ず、2002年に外国人労働者数の
8割が不法滞在者となった。
このため、2003年に不法滞在者に対するアムネスティ(合法化)を行い、
2004年には労働市場テストを用いた外国人雇用許可制を開始し、非熟練
労働者の 本格的な受け入れに踏み切ってしまった。

来年の東京オリンピックは、まさに、この恐ろしい悪例を日本で始め
たのだ。