こども部屋おじさんこども部屋おばさんの増加が少子化へ

【超少子化】出生数90万人割れ…出生率減少を加速させる「子ども部屋おじさん」 ★7
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 問題を見るに当たっては、少子化を考える上で注目すべきもう1つの指標、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)が重要になってくる。合計特殊出生率も、15年の1.46をピークに減少傾向が続いており、足元(18年)は1.42だ。
ということは、出産適齢期とされる女性の総数が減っている上に、合計特殊出生率が想定よりも上がっていない点が、影響しているのかもしれない。

 少子化問題に詳しいニッセイ基礎研究所の天野馨南子准主任研究員は、2年前倒しで出生数が90万人割れとなった今回の問題について、「合計特殊出生率を計算する上で影響を与える、未婚率の見通しが甘かったのでは」と話す。

 直近の国勢調査(2015年)では、男性の生涯未婚率は23.37%、女性は14.06%となっている。「国立社会保障。・人口問題研究所の想定以上に未婚化が進んだのでは。
とりわけ、一番出生率に影響を与えるとされる、20代後半の未婚率が増えている可能性が高い」と天野氏は分析する。

 非正規雇用の増加、給料の減少、社会保障費用の増大と、若年層を取り巻く雇用環境は厳しい。こうした経済的環境が未婚率を加速させている部分はある。だが、天野氏は未婚率の上昇は必ずしも経済的理由とは限らないと話す。
「20〜40代の独身男女の6〜7割が親や親族と同居している。子どもを手元に置いておき、仕事や結婚に関してまで口を出す親が昔より増え、自立できない若者が増えている。
結果、結婚しようとしない若者の“増産”につながっている」(天野氏)というのだ。男性の方が数が多いこともあって、天野氏はこうした現象を「子ども部屋おじさん」と呼んでいる。