交通利便性を見ていきます。「さいたま新都心」から「上野」26分、「東京」33分、「品川」43分。
「赤羽」乗り換えで「池袋」28分、「新宿」34分、「渋谷」40分と、山手線主要駅のアクセスは上々です
(所要時間は平日8時に「さいたま新都心」駅を出発した場合の目安)。

生活利便性を見ていきましょう。駅周辺には「コクーンシティ」のテナントとして「イトーヨーカドー」
「ライフ」と2つのスーパーのほか、主要なドラッグストアチェーンが入っています。ほかのテナントも
多種多様に揃っているので、日常品はもちろん、ある程度の買回り品まで揃えることができる環境です。
しかし問題は営業時間。多くの店が22時には閉店してしまうので、「今日は買い物しなければいけないから、
仕事を早く切り上げる」というシーンが多くなりそう。何かと夜型になりがちな単身者には、買い物の
利便性は高いとは言い難い環境です。

飲食店はどうでしょうか。「コクーンシティ」には飲食店も豊富にラインナップされているほか、駅周辺には
ファストフード、ファミリーレストラン、牛丼店、定食店など、単身者でも入りやすいチェーン店がひと通り
揃っています。ファミレスなどは深夜までやっているので、外食がメインの人でも困ることはなさそうです。

近年「住みたい街」としても人気が高まっている「さいたま新都心」ですが、実際に住むとなると、さまざまな場面で
「コクーンシティ」頼みになります。つまり「コクーンシティ」が使えないと、困る場面が多くなるということです。
同施設はファミリーをメインターゲットに据えているだけに、単身者には使い勝手がいいとは言い難いのが実情です。

「さいたま新都心」は、単身者には住みにくい街かもしれません。

GGO編集部