愛知県警は5日、鉄道施設内に掲示した痴漢撲滅を訴えるキャンペーンのポスターを撤去すると発表した。

ポスターのキャッチコピーの内容をめぐってインターネットなどで疑問の声が上がり、県警に批判が寄せられたためという。

ポスターは鉄道警察隊が業者に委託し作成。「あの人、逮捕されたらしいよ」のコピーと若い男性のイラストが描かれ、左側にインターネット交流サイト(SNS)のやりとりを思わせる画面で「性犯罪者じゃん」
「仕事もクビになるよね〜」などと女性同士がうわさをする内容がデザインされている。

県警は500枚印刷し1日から駅などに掲示。その後「推定無罪の原則を無視している」などの意見がネット上に上がり、批判的な電話が県警に相次いだ。6日に始まるキャンペーンへの影響を考慮し、撤去を決めた。

鉄警隊は2014年から毎年ポスターを作っている。後藤雅至隊長は「痴漢の行為者に思いとどまってほしいという思いで作った。趣旨とは異なる所で批判があった」と説明した。 

ソース/YAHOO!ニュース(時事通信社)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00000102-jij-soci