2番目はそのドライブポジションです、ミウラはまずボディのデザインが出来てその中にドライバーの
居住空間を決めたので、(しかもイタリアンの男のサイズで)かなりタイトです。ご存知かも知れませんが、
イタリアの男は意外と小柄です。
身長170センチを超える人は少ないのです。このあいだ、お会いしたランボルギーニのテストドライバーを長年務めた 
バレンチノ バルボーニさんも小柄でした。
ですので、ミウラの場合身長175センチ以上であれば確実に頭がルーフに触ります。
しかもペダルが3つ揃って、手前に来ているので、足の長い人は(身長のある人は)がに股のスタイルになります。
その割りにステアリングが遠いので、言い方は変ですが、モンキースタイルというわけです。
これがミウラの次の特徴です。ですので、細かいステアリングの操作は難しい、そうなるわけです。
皆さん、こんにちは。11月30日水曜日に成田に戻りました。
今回はミラノからズーリック経由でピーターの住むSINGENに、特急とは名ばかりのユーロスターという電車で
行き(最高でも時速80キロくらい、ミラノからズーリックまで4時間半)また列車でミラノに戻り、その足でトリノに行き、
次に日にズーリックから成田に飛ぶと言うかなりハードな移動でした。
目的はミラノでストラトスを購入、シンゲンでこのあいだピーターにフランスのカンヌで買わせたディノLタイプの
現車の確認でした。おまけが、なんとストラトスの生産1号車を見ることが出来、なかなか有意義な旅でした。
まずストラトスの話からするとこの黄色は7=8年前くらいにレストアを受けた固体でそこから殆ど走っては
いないようでした。勿論、試運転も行いエンジン、ミッションの具合も確かめて購入となりました。
この車は横浜のお客様に売約済みですが、ヨーロッパでもストラトスは年々評価が上がり売買される値段もかなり
高くなってきています。当社では購入を希望される方の為にあと数台リサーチをしています。
詳細はお問い合わせ下さい。その中でもピンは、生産1号車、ストラトスのランチャ オフィシャルのカタログに
使われた現車そのものとの対面でした。その車は以後のプロダクションのものとは、細部がかなり異なり、
ストラトスのマニアには完全なコレクターアイテムだと思います。