工学系だが、俺の入っている学会の論文は全て無料でダウンロードできる。但し、会費を払っている会員限定だ。
これは当然で、学会を開催するにも多額の費用がかかるのだから、会費として分担している者のみが恩恵を受けることができる。
これがもし誰でも無料で論文を読めるようになどしたら、誰も会費を払わなくなり、学会そのものが立ち居かなくなる。

無料と言っているバカは、民放テレビか何かと勘違いしてるのではあるまいか?あれは、広告費で稼いでいるのだ。
そのため多くの制約を受けている。例えば、ドラマでケータイが繋がらなかったという描写はタブーだ。
なぜなら、スポンサーの携帯電話会社が激怒するから。結果、スポンサーの言いなりの当たり障りのない番組ばかりになる。
国の金で運営するのも同様だ。今度は、政府の政策に批判的な番組が作れなくなる。まさに、御用番組となる。

要するに、無料で論文を読めるようにすると、広告費や国費に依存することになり、大企業や政府と癒着してしまうのだ。
癒着を防ぐためには、広告費や国費がなくても最低限の学会運営ができなければならない。論文の無料購読など、癒着の始まりに他ならない。