>>460
これもよく考えると謎が多い。
映画を見る限り、核で吹っ飛んで船で避難した人たちしか生き残らなかったように見える。

でも「ミールヌイ基地とかデュルビル基地ってパーマー基地とは南極大陸の反対側にあるんだけど、そこも吹っ飛んだの?」って謎がある。

まあ地図を見る限り昭和基地からパーマー基地まで雪上車で移動するのも無理ぽいんで、映画版「復活の日」の世界線では「ほとんどの南極基地がキングジョージ島あたりに密集していてそこにメガトン級の核が落ちた」
あるいは「南極全域に核の雨が降った」から、船で南米に逃げた一行だけが生き残ったと脳内補完した。

そうすると今度は「生存者が皆接種してるというラツール博士のワクチンはいつどこで接種したのか?」って謎が出てくる。
あの集落(小屋)にワクチン製造設備があるとは思えないし、上陸時の南米はMM-88の脅威が去っていないからその前に接種していないとおかしい。
でも避難前に南極基地で接種したのなら吉住の人体実験で有効性が確認される前だから、貴重な女性全員に打つのは危険すぎる。
やっぱり南極基地は無事で、そこでラツール博士の研究が継続できたとしないと色々辻褄が合わない。

小説版のラストはご都合主義のようで実はよく考えられていて、人類復活の日の希望が残るにはあれしかなかった。
映画版は込み入った説明を避けてああしたんだろうけど代わりの矛盾をたくさん抱えたままエンディングになってしまった感はある。
それでも名作だと思うし大好きだけどね。