小津安二郎 『東京暮色』
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こんなスレ始めて、1000回まで責任とれるのか。無責任だな。落ちるな。 この映画の山田五十鈴いいな、最後の列車の中で娘を待つシーンとか これは小津作品の中でも評価はイマイチなんだろうか、他のより暗いよな 最近は、外国でも評価が高い映画。
昨年、ベルリンで4Kで上映。
フィルムノワールか。 節ちゃんの、姉さんぶりが好き。
夫はダメ夫。浮気された笠智衆とは。 東京物語で親子だった笠智衆と山村聰が友達役だし、山田五十鈴と原節子が親子だけどあまり実年齢は変わらないよね 岸恵子じゃなくて有馬稲子でよかった
山田五十鈴と有馬稲子の対決シーンは小津のトーキー作品中私が最も好きなシーン 有馬稲子と山田五十鈴、原節子と山田五十鈴の対決。夫を捨てて男と逃げた母親を最後まで許さない娘たち。母親は娘たちを忘れないが。妹が死んでも、姉は家には上げず玄関まで。でも泣くが、上野駅にはいかなかった。母親は待ったが。 麻雀仲間に高橋貞二や山本和子がいたね。また田中春男は個性的だな。「わが青春に悔なし」にも、学生のチョイ役で出ていた。「めし」では脇役。彼の代表作は何? >>16
ビーバップの第1作目で補聴器つけたお爺さん役で出てたね 「東京暮色」で、笠智衆の妻山田五十鈴が夫を捨てて、男と逃げたのは京城だった。今のソウル。銀行の支店があったかもね。 浦辺粂子は、小料理屋のママみたい。笠智衆が立ち寄って、お酒を飲む。隣に田中春男がいる。浦辺粂子は、戦前からおばさんだったろうか。成瀬映画にも出ているね。 >>19
このわたが美味そうだね、酢牡蠣もいいけど雑炊に牡蠣入れるのも美味しそう 笠智衆宅は、雑司が谷の奥らしい。
どの辺だろう。探してみたい。坂を上がり切ったところ。 この映画では、山村聰はワンシーンの出演だった。また松竹の期待され主役をしている高橋貞二も、麻雀仲間とはもったいないかな。 高橋貞二は佐田啓二なんかと、松竹のホープだったような。早く亡くなったか。 山村聰も佐分利信も小津作品だと市井の良いおじさんに見えるな、鶴田浩二も好青年だったし 『麦秋』では菅井一郎と二本柳寛がいつ悪いことをし始めるかと、ハラハラしながら見た。 二本柳寛は、松竹では医師とか、「めし」では銀行員。好青年というか。原節子と結婚もするし。日活に行ってアウトローになった。これは良かったことかどうか。 お茶漬けの味の佐分利信と鶴田浩二は穏やかで爽やかな友人同士だけど、日本の首領だと組長と若頭だな笑 鶴田浩二は若い頃の爽やかな路線の方が絶対いいわ 暮色は、全体的に暗い基調なんだが、明るいのは叔母の杉村春子だ。原節子も妹との会話で一度くらい笑顔を見せた。有馬稲子は一度も笑わないね。 杉村春子は実業家みたいだ。笠智衆の妹であるのは、「晩春」と同じだね。 サセレシアが映画音楽。あと沖縄民謡も聞こえてくる暮色。斎藤高順ですね。 この映画は山田五十鈴が切なくていいけど、酷いお母さんってレビューも多いんだな そら、そうだろう。山田五十鈴は夫の笠智衆を捨てて、男と逃げたんだから。その男は死んで日本に帰り中村伸郎と暮らしているんだろう。
娘は怒るよな。母親は娘を忘れられないが。 有馬稲子はあまり上手くないけど、何とかやっている。岸恵子よりいいかも。 上野駅のシーン。
小津は早稲田ではなく、明治の校歌がいいと
言ったたらしいね。どう、違いがあるんだろう。 この映画は中村伸郎の印象が少し薄かったな、藤原釜足はインパクトあったけど 中村伸郎は雀荘の経営者で、地味だけど、でもそれなりに存在感はあったかな。
やはり、秋日和あたりが、1番好きだね。 この映画に、山村聰が笠智衆の同窓生で出ていた。ちょい役だが。 中村伸郎は大学教授とか会社役員の役が多いからこの映画の役は新鮮だった。
「にごりえ」に死にそうな父ちゃん役も同様。 中村伸郎は、鶏ガラみたいどけど、黒澤映画にも出ているし、結構用いられている。
文学座を辞めたよね。 中村伸郎は、杉村春子に反発して文学座を辞めたんだよね。
独裁者だったのか。杉村春子は 中村伸郎はラーメンやカレーの出前を取りに行かされて鬱憤が溜まってたな 中村伸郎と佐分利信ともう1人のトリオの原節子に対する話が、1番面白い。秋日和。
暮色では、普通の人間。 メガネかけているから、知的な役柄が似合う。
中村伸郎。 佐分利信と山村聰は、ちょっとタイプがにている。共に小津映画には、でている。 >>48
華麗なる一族の映画版が佐分利信でドラマ版が山村聰だね、二人ともどっしりとした貫禄があるね 「山の音」で、山村聰は上原謙の父親だが、実は山村聰の方が歳下だよね。 失敗作と当時はいわれていたが、今はヨーロッパで評価が高い。ヴェム・ベンダースは評価しており、昨年ベルリンで4kデジタルで放映された。俺も見たけど、日常から事件、また日常生活へ。悪くはない。 この映画はなんかずっと余韻が残るね。決して失敗作ではないと思う 戦後の小津の作品で一本選べといわれたら、『東京暮色』か『浮草』かで迷う。 失敗作なんてのは茶漬と牝雞くらい
後は全部佳作〜名作だ 確かに、東京暮色はいいよ。
なんか、忘れられない映画だな。余韻が確かに残る。山田五十鈴もいいが、その母親を怒った原節子もいい。「アキちゃん死にました。お母さんのせいです」. アキちゃんの人生も儚いな、笠智衆はもの凄く可愛がったみたいだけど 本人も、この頃中絶か。市川崑か。許せないな。案外、小津安二郎は知っていたりして。 映画監督は女優に手をつけるね。谷口千吉は結婚しているとき、八千草薫に出会い。略奪愛だった。今週、「週刊文春」にも書かれた。19歳の差。若山セツ子は哀れだったなあ。 若山セツ子は可愛さがあったね。八千草薫とは違う可愛いさ。「青い山脈」。
有馬稲子は、彼岸花より暮色の方がいいね。
彼岸花は静かなお嬢さん。 このころの田浦正巳うるはしいい〜〜
早春のときもほんとかわいい
石濱明の次くらゐに美少年よね 『彼岸花』では渡辺文雄が登場する中華料理屋のシーンで、音楽が『東京暮色』になるんだよね。 山田五十鈴って必殺仕事人の貫禄のあるイメージしかなかったけど若い頃は目がぱっちりで声も可愛らしいな でも美人て感じではないよな
当時のトップ女優は皆そんなもんかもしれないけど >>67
高峰秀子は、三代美人女優に、入江たか子、原節子、山田五十鈴を挙げていたな。 >>69
嵯峨三智子は、母親が嫌いだった。
あのくちびる 嵯峨三智子は、最後まで女優をやったのかな。
分かんないよ。 山田五十鈴ってこの映画でファンになったけど、小津作品は東京暮色にしか出てないんだね >>74
そうだね。山田五十鈴は原節子とも、戦後は「東京暮色」のみだった。そのうち舞台に移ってしまう。 山田五十鈴は、戦後は東宝からフリーになるね。デコと同じだな。原節子はフリーになるけど、1951年「めし」のときには東宝に戻った。これは義兄を東宝に入れさせるためでもあった。 原節子は、実兄がカメラマン、義兄が監督。姉光代は元女優、脚本家。映画関係者が多いね。義兄久虎は、戦後しばらく干されていたのを節子が救った。東宝にいれたからな。 熊谷久虎は、やはりピークは戦前かな。
戦後は戦前の国家主義運動が公職追放になり、暫く映画は撮れず。白魚だっけか、最初は。「美しき母」は佳作ではないかと思う。でも評論家は、いい評価はしてないか。 初見のとき、原節子のマスクが印象的だった
その頃マスクが廃れていたから
しかし今は誰も彼もマスクをしている
時代は一周するんだな 「東京暮色」での原節子のマスクか。
あれは、風邪の予防か。
風邪を引いていたりしてね。 生涯独身を通したのは、同居してた熊谷久虎のお手付きだったからってホント? それは、ありえないな。原節子は潔癖症だし。それに気性は激しい方であり、実の姉とも暮らしいる。もし、そういうことがあれば、直ぐに女優をやめている。 「東京暮色」での笠智衆の自宅は、雑司ヶ谷らしい。雑司ヶ谷のどの辺かは知らんが。 ちょっとこぼしちゃう藤原釜足の店の酒は美味そうだったな 藤原釜足は、ラーメン屋の亭主が似合いすぎ。彼は「青い山脈」(1949)でも、手紙を読んだ先生。恋しいを、「変しい、変しい」と読み、爆笑🤣でした。 藤原釜足は、黒澤映画にも出ていたな。
渋い脇役かな。 旅役者みたいな映画にもでていた。成瀬かな。戦前に。藤原釜足 藤原釜足と藤原鎌足。釜足がまねをしたか。
鎌足は藤原一族な始祖だな。かたりは >>90
釜足は、小津映画に出ていたかな。東京暮色くらいか。 この映画は冒頭の居酒屋から日本酒がうまそうに見えるな 笠智衆が飲み屋に入ると、田中春男がいて飲んでいる。やはり、田中春男は個性的だね。 小津調って理路整然と対話しているように見えて、ディスコミュニケーション、自己矛盾、無視が頻繁に出てくるけど、この映画は特に顕著で好きだな 予定調和な映画なんて、つまんないぜ。
脚本と演出が良ければ、いい映画になるな。 >>69
嵯峨美智子ってあの時代だけど整形したみたいな整った美人だな 嵯峨美智子は母親の山田五十鈴より、早死にしている。病気かな。 嵯峨美智子を好きな大先輩を、知ってる。だから、彼女の特集のパンフレットを送ってあげた。いいことをしたよ。 これ現代を舞台にリメイクできそうな気もするけど、山田五十鈴の代わりが見つからない 中村伸郎はインテリが似合って後の白い巨塔で東教授だもんな、麻雀屋のオヤジとまるで別人に見える 中村伸郎は、「東京物語」では美容院の旦那だった。仕事はあったか。妻の手伝い、髪結の亭主かな。
味があって面白い。「秋日和」が好きだな。 確かに、列車に轢かれた感じではなさそうだったな、軽く接触して吹き飛ばされたんだろうか 有馬稲子は、電車に飛び込んで死んだのか、
あるいは単なる事故か。
分からんよ。 最後の目撃者は、藤原釜足のラーメン屋かな。
有馬稲子は死ねとは、復讐すればいいのにね。 >>102
電車に轢かれてるのに大した傷もなければ普通に会話してるし
風邪で寝込んでるようにしか見えないね
完璧主義者の小津にしては疑問に残る演出だった 小津のこの映画の目的を考えると、有馬稲子の死をあっさり描いてしまったか。 >>1
海外のタイトルはTokyo Twilightなんだな、なんか哀愁があっていいな twilightって明け方に使われる場合が多いような気がするんだけど。 確かにトワイライトは明け方だな、暮れるならサンセットかな 暮色なんて、今はあまり使用しない言葉だけど、好きな言葉ですね。 最初に登場してきた時の宮口精二は変質者なんかと思って笑ってしまった 不気味な怖い感じの刑事だな。
宮口精二は「麦秋」にも出ていた。 有馬稲子ではなく、岸恵子が原節子の妹役をみたかった感じがした。雰囲気がどういう風にかわるかな。これは、予定していた岸恵子が「雪国」の撮影が延びてできなかった。 そういえば、原節子と岸恵子は本格的な共演はないんだな。
岸恵子がエキストラで出た「安城家の舞踏会」と「白痴」があるが。一度くらい絡むところが見たかったね。 「雪国」が長引いたから、岸恵子は出演できなかった。 岸恵子は、禿げたフランス人監督と結婚するなんて。もう少し。有名な監督とすればいいのにね。離婚するし。 有馬稲子も岸恵子も自殺するようなタイプに見えないな
もっとこう、コンプレックスを抱えた感じの娘がはまるだろう >>129
どちらも気が強そうだけど、儚げなのは有馬の方かな。この2人って一緒に会社作ってたし今でも仲良しみたいだね にんじんクラブ、かな。
いまでも、有馬稲子と岸恵子は仲がいいのか。
でも、もう1人の久我美子の近況は、全く不明だな。どうしているんだろう。 有馬稲子はテキパキしていて頭は良さそうだ。華やかさは岸恵子には負けるけど、「東京暮色」は有馬稲子でよかったのではないか。今だに現役だし。若い頃は生意気だといわれたな。 姉:津島恵子
妹:淡路恵子
これだともっと生々しくなる
母は山田のままでOK >>133
津島恵子と淡路恵子は、共演したことはないの? 有馬稲子は、一応大女優と現在は言われているが、やはり原節子クラスではない。何が原因だろうか? 有馬稲子はゼロの焦点の時とか、ああいう幸が薄そうに見える役が映えるな この映画の設定そのままの姉妹知ってる
お姉さんは今頃になって自分達を頼ってきた母親の援助してるけど妹さんは一切関わりたくないと
二人のお父さんが映画の笠智衆みたいに男手ひとつで立派に娘さん二人育てあげた この映画だとお姉さんが徹底的に嫌っているよね。
妹は好きも嫌いも無く、よく知らないおばさんという態度。 有馬稲子って今でも70代くらいに見えて若々しいな、草笛光子も喋りとか若々しい 小津の中で一番冬らしい映画だから、クリスマスにピッタリだね 海のある場所で2人でいる薄暗いシーンなんて
高画質ので観たら相当いいだろうな
動画サイトによくあるような諧調がすっ飛んでピントの芯が
ハッキリしないのを観てると印象までボヤけるから >>143
小津映画は冬は少ないが、東京暮色は冬だね、
今年、映画館でみて、やはりいい映画だと思っている。 山田五十鈴と嵯峨美智子の本当の親子もずっと疎遠だったみたいだな >>146
娘が母親を嫌った感じだな。
最後は、母親より早く死んだよね。 山田五十鈴と原節子は本当は親子ほど年が離れてませんよね
山田五十鈴は成瀬監督の「流れる」でもあまり年が離れてない高峰秀子と親子役だったし早めに母親役に回ったんたですね 栗島すみこは、サイレント時代のスターか。
小津映画にも出ていた。「流れる」では、存在感があったな。 「流れる」は、成瀬映画では好きだな。
「驟雨」が一番好きだよ。「浮雲」は、好きになれないな。 謹賀新年だ。
今年も宜しく。東京暮色は冬だけど、正月はなかったね。 節ちゃん、おめでとう。
今年も語るからね。 よろしく。 原節子は、生前正月は雑煮を食べただろうね。
好き嫌いなさそうだし。 普通は子供でも雑煮ぐらい食べるけど
好き嫌いが分かれるような特殊な雑煮の地方なの? >>156
なんで、雑煮を食べるのが特殊なのだ。
関西は丸餅、関東は四角な切り餅だね。 きな粉もちは安倍川餅かな。
節ちゃんも、食べただろうな。
映画では、餅を食べるシーンはないよな。 そういえば、正月で餅を食べる原節子の映画はなかったよな。夏が中心の撮影だしね。 >>156
好き嫌いがないから雑煮を食べたというのを特殊な考え方だと言ってる 杉村春子と原節子は、座談会なんかで仲が良かったみたいだ。当時は、映画雑誌で多かったね。 1951年の映画雑誌「映画ファン」の杉村春子・原節子・淡島千景の座談会は、ビールを飲みながらの座談会だった。そこで、杉村春子と原節子は、お互いにあんた呼ばわりしており、驚いた。よほど仲がいいみたい。アルコールのいきよいがあるかも。年は離れているね。 東京暮色は、最後に原節子が子供には親が必要という。当たり前というか、保守的な映画かな。 原案はスタインベックの「エデンの東」。文学史に残る傑作小説をうまくアレンジしているところは流石。
二人の幼子を捨てて男と出奔し、成人した娘たちに「あなたたちを片時も忘れたことはなかった」などとおためごかしを言う身勝手な母親。
軽音楽調の明るい音楽をバックにダラダラ麻雀しながら、他人の不幸を肴にダベっている録でもない連中。
退廃的な当時の世相を背景に、庶民の悲劇が描かれているが、平凡な生活の中にあるどうしようもない人間の業を淡々と冷徹に描写仕切っている。
再評価されてしかるべき秀作。 東京暮色は、道徳的には子供は親がいた方がいいということかな。 不幸の原因がどうという話ではない
不幸に対してどうするかという話 小津は、結局子供には親が必要ととく。
それが暮色の結論。
最後に、原節子が唱え、自分の宅に戻る。 子供には親が必要という当たり前過ぎる道理を説いているのではなく、
身勝手な理由で子供を捨てる親の非常識を戒めているのだと思う。
長女は父親の勧める相手と結婚するが、その男は、弱者に対するいたわりの心が欠けた人物だった。
父親は厳格で生真面目な性格ではあったが、母親にとってはどこか息苦しさを感じる夫だったのだろう。幼い二人の娘を捨ててまで離れなければならなかったのにも、それなりの理由はあったはず。
次女もまた、厳格な父親を嫌い、自堕落な遊び人たちと付き合うことで、精神の癒しを求めることになる。
それによって破滅していくのは、自分を捨てた母親への最後の抵抗だったのかもしれない。 小津監督の映画って、理想はあってもそれに向かおうという話ではないと思うけどな 揉め事の元凶は、お父さん
自分の筋を通すことしか考えてなくて、周囲に不合理をまき散らしてる 小津作品のお父さんは幸せでもどこか寂しそうな感じだよな、人の晩年ってそんなものなのかもしれないけど この映画で、父親の笠智衆はそんなに頑固だったか。母親の浮気理由が父親が原因だと、小津はいっているのかい。 妻の離婚理由を、小津安二郎は何て言っているんだろうな。 小津の映画は基本的にアンチヒューマニズムを描いていると自分は思ってたんだけど、このスレの人たちはそう思ってないのかな 撮影現場はアンチヒューマニズムだったろうな
「お前らは棒役者なんだから、俺の言うとおりしてればいいんだ!」
内容は小市民映画の延長線でイコールアンチヒューマニズムという感じはしないな ヒューマニズムどうのいう思考はたぶんないと思うよ。
そんなもの持ち込んだらややこしく小難しい映画になるに決まってる。
脚本の段階で、小津の頭の中にはすでに映像が仕上がっていたのだと思う。
したがって、小津にとっての撮影現場は、そのイメージ映像をいかに具現化するかという作業の場。
俳優にアドリブを許さなかったり、同じシーンを何度も撮り直ししたのも、自分のイメージに合わせるゆえだったのでは? >>182
それだと物語性皆無のイメージ映像みたい >>182
それは当たっている。元々、映画は監督のものだし。アンチヒューマニズムを目指しても、いつのまにかヒューマニズムになっていかないかな。黒澤は人間的にヒューマニストか。 何げない言葉使いや日常の行動に潜む人間の本質をえぐっている。
普段は親しく付き合っていても、いざとなると我関せずで付き離す。
他人の不幸を茶化して笑い物にする。
どうしょうもない人間のサガというか、笑顔の奥に秘めた市井の人々の残酷性が炙り出されている。
小津監督自身の人間観が最も鋭く冷徹に描写された作品。 東京暮色は、小津映画の中では初めてドラマチックな映画であったことは確かだな。当時は失敗扱いされたが。今は評価が高くなる。時代を先取りしたかな。 何年か前に山田洋次が東京物語をリメイクしたそうだが
東京暮色のほうがリメイク向きじゃないか 「東京暮色」は、今でもタイムリーというか、ありえる状況である。「東京物語」は家族崩壊を描いているが、現代の家族はもう少し複雑かな。 ドラマチックな「東京暮色」。笠智衆はいつもの父親か。原節子と母親山田五十鈴の対決あり。原節子は、娘2人を心配するが。 暗い基調の映画だが、「東京暮色」は音楽が救っているかもね。サセレンシアかな。 何で当時の映画評論家は、「東京暮色」をキネマ旬報の19位にしたんだろうか。今みたら、いいと思うなぁ。 >>189
「東京物語」のリメイクは「東京家族」が有名だが、TVでは何度もあるよ。また、新派が舞台でもやった。監督は山田洋次だけど。 新派は「麦秋」もやってないか。
「お嬢さん乾杯」は、何度か舞台でやっている。 たしかに、時代背景が深い意味を持つ「東京物語」よかリメイク向きかもしれんな。
でも、下手すると山田洋二の「東京家族」みたいなトンデモ映画になりかねないのでリメイクは勘弁して欲しい。
横尾忠則が出したアイディアに「ただ乗り」した山田洋二は、金輪際小津安二郎の名声を汚さないでくれ。 >>195
「麦秋」「東京物語」は、新派で舞台化された。演出は山田洋次だ。「お嬢さん乾杯」も松竹だから、山田洋次が演出。新派も関係するし。
舞台化は見てないが。 「生まれてはみたけれど」をリメイクしよう
お父さん役が問題だが、なんとかなるだろう 例の喜多村緑郎ー浮気男ーは、今は新派に属する。去年舞台で「家族はつらいよ」に出演。2013年には「お嬢さん乾杯」に出て、主役の佐野周二をやった。山田洋次が演出。 日本にもまた小津安二郎みたいな監督が出現しないかな 小津安二郎の2番煎じでは、ダメだろう。
公開時点では世界的に評価されていないが、徐々に評価されていくのはいいね。「東京物語」や「晩春」などは、1970年代になり世界的に認められていく。今は世界一。「東京物語」 今は韓国映画にクオリティで負けてるな、優秀なのは是枝くらいか \
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当時は、なぜか評価が低かったな。
小津映画では、「早春」と暮色が小津安二郎の挑戦というか、ガンモドキかな。 今年は、生誕100年の原節子。だから、DVDが発売されるのかな。 >>209
東京暮色を今観て面白いのは当然だよ
当時評価が低かった理由も簡単でしょw 幼い二人の娘を捨てて夫の部下と駆け落ちした身勝手な母親。
仲間の不幸を、麻雀しながら野球解説者の声色で茶化して笑いものにする男。
自分が原因だというのに、瀕死の恋人放って姿をくらます無責任な青年。
これほど庶民の生活をクールに突き放して描いた映画というのも珍しい。 ネオレアリスモの影響が残っていた頃だから珍しくはないだろう
「日本の悲劇」なんかずっとひどい話だよ 「気違い部落」なんてのもあったな
今の映画が嘘の人情ばかり描こうとするだけで、
昔は突き放した作品は色々あった 脚本上の展開では他の映画の方が悲惨でも、演出に底知れない怖さがあるんだよな暮色は
渋谷実だと面白くなっちゃう 悲劇を悲劇風に描かないところに、この映画の真価がある。
幼い子を捨てておきながら、何も知らない成人した我が子に平然と話しかける身勝手な母親。
同じアパートに住む麻雀仲間の不幸を平然と笑い話にする男たち。
生きるか死ぬかの場面で能天気な言い回しで店の宣伝をするラーメン屋の主人。
これらの無慈悲で悲劇的なストーリーが、軽やかな音楽をバックに淡々と進行する。
通常の映画に慣れた観客は戸惑うだろうし、当時の評論家連中も違和感を覚えて低評価となったのだろう。
映像作品の常識とされていた既成概念にとらわれず、日常に潜む人間の深い業を、当時としては画期的な全く新しい感性で描いた秀作。 「東京暮色」は長いけど、ドラマチックだな。
小津安二郎では珍しいくらい。日常から非日常へ、非日常から日常へのテンポも好きだな。 小津の中では画期的かも知れないが、日本映画は非常に幅が広いから
「当時としては画期的な全く新しい感性」は言い過ぎだな この映画の山田五十鈴を見ていると木下の「香華」の母親役をやってもらいたかったと
つくづく思う。木下が五十鈴を毛嫌いしていたようだが、それなら監督を降りてもらい
中村登監督で、当初の企画どおり娘の嵯峨美智子との共演で撮ってほしかったw 木下恵介は山田五十鈴を嫌いだったのか。
なんでだろう。木下映画に出てないのか。 木下恵介は、自分好みの俳優には凄く優しいが、会社から押し付けられた好みでない俳優は正反対に接する陰湿なタイプの監督。
栗原小巻の演技が気に入らず、徹底的にいびりまくった逸話は有名。たしか高峰秀子もどこかで「あれはやり過ぎ」と書いてたはず。 木下恵介は栗原小巻が嫌いなのか。
どこか相良嫌なんだろう。吉永小百合も、木下映画に出ているよね。 「お嬢さん乾杯」で、佐野周二と佐田啓二が頬っぺたを付けておどったのは、妖しいなあ。 妖しいな。
木下恵介は、女言葉を使っていたようだ。
暮色の原節子はマスクをしているシーンがある。マスクをしているのは、この映画だけかな。 他に山田五十鈴と笠智衆が夫婦を演じた映画では丹羽文雄原作の「山麓」がある。
子供は娘ばかりが四人。五十鈴は、事業に失敗して今は自宅で盆栽いじりばかりしている
旦那の笠を甲斐性無しと小馬鹿にし、女の幸せは金が全てとばかりに娘たちを資産家に
嫁がせることに躍起になっており、娘たちの意見すら世間知らずと否定して聞く耳を持たない
嫌な女を水を得た魚のように演じている。
長女の淡島千景は夫の西村晃の浮気症にほとほと愛想を尽かし分かれたがっており、
三女の岩崎加根子は母の勧める縁談が嫌で恋人だった木村功と駆け落ち、
末っ子でOLをしている三田佳子も同僚の千葉真一に惹かれていて、母が勝手に進めた
見合い相手の渡辺文雄との縁談に迷っている。
次女の扇千景だけは母の意見に従順で、夫の丹波哲郎との仲もうまくいっているという設定。
自分に自信の持てない笠は、娘たちが縁談や離婚のことで相談してきても、いやあ、それは
母さんが・・・、といった具合で全く頼りにならない。
しかし色々あって大人しかった笠が最後にブチ切れて・・・w 笠智衆が、ブチ切れたのか。みてみたいぞ。いつも、温厚だからな。「山麓」は、いつの映画だよ。 森田芳光「それから」でも笠さんのぶち切れシーンがある 「お早う」は、子供がTVを買って欲しいところで、笠智衆が起こった。「麦秋」でも怒るよ。 笠智衆といえば、木下恵介の「海の花火」も見もの。
おっとりした演技が多い笠しか知らなかって自分にとって、あまりの熱演ぶりに驚かされた。
名優揃いの作品で、しかもストーリーが「これでもか」というくらいに波乱万丈に詰め込まれている秀作。 笠智衆の小津安二郎以外の特集を、都内でやって欲しいな。プレーボーイの映画なんか、あればいいな。 >>238
『風の女王』(1938)と『元気で行かうよ』(1941)では悪役演じてる 笠さんはエッチな話がお好きだったそうだが、原さんにも言ったのかな? >>240
笠智衆は、原節子さんにはエッチな話しはしてない。森繁はしているが。 『鐘の鳴る丘』でも悪役っぽいのだが・・・・第一部しか見てないからよくはわからん この映画は未見で内容もよく知らないのだが、たまたま見かけたデジタル修復版ブルーレイのジャケットデザインには思わず見惚れてしまった。
古い映画のジャケットは当時のポスターとかの方が好きなんだけど、これに関しては珍しく新しいジャケットの方が良いと思った。
実際の映画のイメージに合っているかどうかは知りませんが…どうなんでしょう? 実際の映画とは違うと思う。ジャケットデザインは新しい。映画自体は暗いトーンだし、小津映画には珍しくドラマチックな映画。最後に、妹の有馬稲子は死んでしまう。姉の原節子は離婚をやめて自宅に戻る。 暮色で、原節子は妹のお見舞いで、なぜマスクをしていたんだろう。 風邪の予防で、小津は原節子にマスクを付けさせんじゃないべか。そう思うね。 「東京暮色」の原節子のマスクは似合っているが、「女医の診察室」(1950)で産婦人科部長として手術するときのマスクは、小さくて似合っていなかったなぁ。テキパキ手術して、ドクターXを思いだしてしまった。 三十年くらい前に名画座で観た
細かい部分は忘れたが、原節子のマスクだけ焼き付いている
そのくらい強烈だったな マスクにも歴史はあるね。「東京暮色」では、父親の笠智衆はマスクしてなかったよね。原節子だけだったか。
いつまで続くコロナ。MCは8時に閉店かよ。 原節子がマスクしている映画は、「東京暮色」と「女医の診察室」だけかな? まさか、国民の大半が毎日マスクをする日がくるとは。原節子ミューズも、驚くよな。 今は電車内では、誰もがマスクをしているな。
やな世の中だべ。せっちゃん。
天国では元気かい。 あのカット、コロナ予防のCMに使えるよね
生誕百年も兼ねてるし マスクを顔から外す仕草がなんとも色っぽいんだよね。 >>253
黒澤の白痴でもマスクしてたよね?
香山のうちを訪ねて玄関でマスクはづして「おたくの玄関、寒いのね」みたいなせりふを言ふ場面があつたとおもふ 戦前の映画では黒マスクがよく登場する(光沢があり革製に見える)
原さんも実際付けただろうし、黒も似合うだろう 美女はどんな格好でも似あう。
「わが青春に悔いなし」のオッパイセーターとか最高。 有馬さんも相当派手な美女だが、本作ではうまいことオーラを消してたね 有馬稲子も美人であり、第2の原節子といわれたらしい。実際に実物をみると、20代後半から33歳くらいまでの原節子さんは、最高。西洋風だから、有馬稲子とは比較できないな。各監督は、せっちゃんを誰もがほめる。原節子大好き 原節子ってあまり美人とは思わないんだよね。鼻がでかくてバランスの崩れた顔。
大映の『妖怪百物語』に出てくる大首を思い出す。
一方、有馬稲子は本当に美人。
岸恵子のように冷たい感じはしないし、岡田茉莉子のように鼻の穴が大きくないし、久我美子のようにホクロがない。
最もこの映画では熟女と若い女性だから比較はできない。全盛期を比べたときの話。 >>266
鼻はでかいのではなくて、高いんだよ。原節子の映画を10本以上みれば、原節子の超絶美人度はわかる。みてないだろう。「青い山脈」「お嬢さん乾杯」なんか、最高だよ。有馬稲子は個性がなさそう。 小津映画一番のヒロインは原節子だけど一番の美人は桑野通子だな。 >>270
君は何も知らんのね。原節子のピークは、20歳代後半から30歳代前半だべ。10代の頃は、まだ
日本人離れした顔をしてないような感じがすっぺ。 >>271
だからいいんだよ。河内山宗俊の頃が好きだな 「東京暮色」は、なんか好きなんだよね。姉の原節子は、一度だけ笑うシーンがある。妹の有馬稲子との会話で。笑わない映画ではある。あと笑うのは、叔母の杉村春子だけ。 原節子さん。23歳。美人。
https://msp.c.yimg.jp/puffer?x=320&y=418&q=ZLN6wKwXyLHwgghd0FAL2ya8j5L2eAiMHrJADGvGpdwLRNQn4FbI.9K3tD3V8fYLGgtqoQ-- 初めて観たけど結構怖いというか緊張感あったな
あと杉村春子が見合い写真持ってきて錦ちゃん似の〜と言うとこはビックリしたw 小津の東京物語的なのが苦手だ
これと浮草とか毛色違う方が好み この映画で一番後に残ったのは、
電車に飛び込んであんな綺麗な死に方するわけないだろ!という疑問
これが大きくて、本来ならこの映画を見て考えるはずのことが、全く浮かんでこなかった
あと有馬稲子がいつもオシャレなんだが、これみゆき族とかいうの?
次女がグレているのに笠智衆も原節子もやたら呑気な感じ
この二人、実は大根でいつも同じ演技しかできないのを、その演技がハマる小津作品ばかり出てるので名優と思われてるだけじゃなかろうか 山田五十鈴が浮気をした原因は笠智衆が単身赴任中で、単に「男が欲しかった」という事だと思う。
もしかしたら、浮気相手と「身体の相性」が合ったことが拍車をかけたのかもしれない。
夫や娘に合わせる顔がなくて駆け落ちまでしてしまったのだろう。 有馬稲子が大根過ぎてキツい
同じ大根ならやっぱり当初の予定通り岸恵子で見たかった 山田五十鈴の内面も有馬稲子の内面も描けてないのは役者以前に監督のせいだろ
小津は自分の世界観に合うストーリーと役者じゃないとダメな監督 >>288
山田五十鈴の内面も有馬稲子の内面も描けてる
けど有馬稲子はあまりうまく演じられてない
脚本がしっかりしてるので演じられてなくても分かる
笠智衆が独裁的な家長であることも描かれてるのに
山田五十鈴に同情する声が少ないことも不思議
ベタに描かないと分からない人が騒いでるだけでは?
暗いから当時人気出なかったのは分かるが >>245
このジャケットの方が本来のこの役のイメージで
映画は有馬が暗く演じ過ぎてるように感じる
もう少し能天気なところがある役なんじゃないか このまえハローワークに行ったら、プ-さんのぬいぐるみ置いてあった。それ見てちょっとキレかかったよ 来週21日の徹子は小津映画を彩るスターたち、有馬稲子、山本富士子、岩下志麻、笠智衆 いい映画じゃん
逃げた 山田五十鈴が全部悪いんだよ >>285
同意、電車に飛び込んだあの体はどういう状態という設定なの?と
普通に寝てるだけだけど
ちぎれてたり潰れてたり凄いことになってるはずなのに >>297
この映画の山田五十鈴さんは憎まれ役(悪役)かもしれないけど
山田五十鈴さんは素敵な人だよ
>>298
若尾文子よりも ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています