公開当時、代紋take2の原作者や平山夢明がボロクソに批判していたのと
まだ監督になる前の青山真治ら「界隈」の連中が大袈裟に持ち上げていたのは覚えている。
一般的な映画ジャーナリズムからはほぼ黙殺。
蓮實重彦は「これ(松重とヒロインのラブシーンのような邂逅)は悪くない、というのが最大の賛辞」と、いまだによくわからん評価。
やがて時は経ち、渋谷陽一が「cureに至る路線の始まり」と褒めそやすが、こいつらロキノン勢は(たけし映画にせよ)リアルタイムでは評価しておらず全て後追いなのだ。
黒沢清は80年代から常に偏見や「もう終わった」とみなされ勝手に語られるが、本人は抗弁など一切しない。