飢餓海峡
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
おお、日本映画史に残る名作と言われる映画のスレが立ちますたね!
いや、自分も見たくて見たくて、今年になって初めて見ました。
白黒の映像から伝わる迫力というか殺気みたいなのが凄かったですね。
リアリズムいうかね。今の映画にはない混沌とした映像というか。
左幸子の印象も良かったし三國も伴淳も良かった、そういや健さんも
出ていたんですね。やっぱ印象薄いっすね。半年経過したら記憶にも残ってない。
期待が凄く大きかったので、期待以上の感触と正直、物足りなさが残ったのと
同時で、変な感覚が残っちゃった映画でした。
<ネタバレにつき、未見の方は読まないでくれ>
でも、結局、ひとつ分からなかったのは三國が最後、本当の真実はまた話す
ーどうのって全て自供する前に、ああいう劇的な最後になったでしょう。
自分なんか驚いたと同時に謎は一体どうなったんだーナニテ釈然としなかったり
するんですが、どうなんでしょう。 誰が警察にホントのことしゃべるもんか!
しかもサバ折り状態で殺される。哀れ・・・ こないだ新世界で観ましたが、目が釘付けになりました
読経が響く大海原・・・ あってもいいようでなかったスレ立てオメ
衝撃のラストシーン!
今でも十分おもしろい
この映画の画像は当時「106方式」と呼ばれていたそうだが、
106は内田吐夢監督の名前から取ったんだとか。
三国連太郎と高倉健は内田作品に結構出てますよね。
「宮本武蔵」5部作では三国が沢庵、高倉が佐々木小次郎。 >7
もいっかい映画観なさいよ
最後にとった三国の行動がすべてを物語る
刑事の家の事件前と事件後の様子のシーンは
監督の実体験が生かされてる
泣ける・・・ 伴淳が浜辺で事件を一から考え直すシーンが好き。
それと左幸子の死ぬ瞬間の笑顔も印象深いものがありました。
うろ覚えだけど若山富三郎主演のドラマってなかった?
確かモノクロではなくてカラーだと思ったけど・・・ >>15
<映画版>
65) 主演=三国連太郎 脚本=鈴木尚之 監督=内田吐夢
ttp://www.jmdb.ne.jp/1965/co000150.htm
ttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=141439
<TV版>
(68) NHK 主演=高橋幸治 脚本=石堂淑朗 演出=安部睦朗
ttp://www.tvdrama-db.com/program/nhkwed20.htm
(78) フジ 主演=若山富三郎 脚本=石堂淑朗・富田義朗 監督=浦山桐郎・恩地日出夫
ttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=241489
(88) フジ 主演=萩原健一 脚本=安倍徹郎 演出=富永卓二
MHK版は恐らく現存せず。88年版では若村麻由美の乳首が見える、という噂が
あるが、ソフト化はされていない模様、CS・地上波等での再放送に期待か? 乳首が見えるのに期待か?
再放送に期待か?
その両方か? 飢餓って誰が飢えていたんだろうか?
三國はぺろっともらったお握りを食っちゃったが、その程度の飢餓の話か。 しかし樽見京太郎は八重と自分の秘書をいっぺんにブチ殺すんだから緒形榎津拳も真っ青な殺人鬼ですな。ちなみに質屋を殺した二人のうちの片割れはジャイアントロボに出ているドクトルオーバーですよ! 「犬飼」って苗字はまったくの仮名なの?
その割りに刑事も捜査しながらさかんにイヌガイと言ってたような気がするが。
樽見氏はやましいことをしてるのに、新聞にデカデカ写真載って不安じゃなかったんだろうか? 飢餓脱出アゲ♪
三國連太郎はそんなチンケな小物ではないぞ もう一つ良くわからなかったこと。
なんで左幸子の父親は、殺されたあと、被害者は自分の娘だとわかった(名乗り出た)んだったっけ? >>26
加藤嘉ですよね。何だったかなあ・・・・?
たしか三井弘次(置屋の親父)と一緒に出てきたかな おぉ。レスがついてる♪
>>25 そのわりに左幸子に名前を言われた瞬間に動揺してるぞ。 そこで起こした行動が衝動的なもんだしね
連ちゃんダメじゃん
突然目の前に現れた、「昔心寄せた男(恩人)の爪を後生大事に持ってる女」
当然今なら設定変わるわなw ビデオ見返しました。左幸子の泊まってた旅館の名前を警察が調べたんですね。
そうか泊まってたのか。直接樽見氏を訪ねたんだとばかり思ってました。
あの映画の○○○が○○って結末は警察の失態ですね。伴淳三郎につづいてあのあと高倉健も左遷されたんだろうね。
新聞の写真で左幸子は気がついたのに、警察関係者が誰一人気づかなかったのは不自然。 最後三国連太郎が飛び降りた
その上を鳥がたくさん飛んでいるシーンが
すごかった
鳥肌たった
あれってどうやって撮影したのだろう >>34
左幸子が「犬飼さぁ〜ん」と爪で遊びながら悦にひたるシーンについて 左幸子に「ゲッ」と思ってる観客をさらに「グゲッ」とさせるエグい演出 >>36
すべてにおいて凄絶な人間ドラマに仕立てようとする製作者の意気込みを
感じますね!
「犬飼さんだやっぱり犬飼さんだあひゃあひゃひゃー」と
せまってくる幸子に対しナニしてしまうのも人間として当然か否か。問題作です。
20年くらい前、NHK総合で朝の8:30ぐらいからやってるのを視ました
・・・・家庭が暗くなりました 森&高峰の浮雲コンビでこの映画とったらどうなってたかな。
だいぶキチガイじみたものになるかな。 >>40
ちょっと補足。
バンジュンとしても、シリアスな役どころというキャリアの転機になる作品だった。
単に評判よかったから豹変した訳じゃない。
ラッシュで気づいたはずだけど、鈴木さんの本ではそのような記述はない。 つたやのDISCAS無料期間を利用して見た。
3時間2分が長く感じないほど面白い。
ただし、藤田進 自分は青森県出身だが、下北半島の空気の表現が少し弱かったのではないかと思う。
恐山の不気味さはあんなものではないと思った。
でも日本映画のけっさくですよね。今まで見た日本映画の中で10本の中には入ります。
自分の選ぶベストアクターは三国連太郎です。「日本泥棒物語」「夫婦」での好演も
よかったと思います。 昨日溜池山王で観てきた。
そばで観てたじいさんが、開始15分くらいにもう寝てた。
左幸子の殺されるシーンの演技は、鬼気迫るという表現がぴったりだ。
健さんは存在感薄かったな。 左幸子は「五辨の椿」での役の作り込みも凄い。憎ったらしい。 >>43
19のいった若山富三郎は伴淳の役。
で、犬飼(三國)の役が山崎努と。
同じTV作品です。
たしか八重は若き藤真利子が演じてた。
遅レスもいいとこですが。 若山富三郎、山崎努のフジTV版
(今村昌平企画 浦山桐朗・恩地日出男が交互に監督 小栗も撮影監督)
もかなりいいですよ。長いけど(ビデオで全4巻)
藤真利子は多岐川由美の降板をうけての代役抜擢、原作の小太りな八重のイメージ
ではなかったが、薄幸な下北の女をなかなかの演技で演じてました。
オールロケで画面が重厚に仕上がっていて、終戦直後の雰囲気を見事に再現しています。
ギターのみの音楽も素晴らしく、水上勉の原作の持つ侘しさが良く伝わってきます。
砂の器のTV版がかなり落ちるのに比べると、映画をうまく咀嚼してるというか
やっぱりTVドラマも映画人が製作するといいですね。 今見終わりました。 左幸子が爪で遊んでるのに笑った。爪オナニーみたいだ。 >>54DVDも発売中です。
浦山監督の回のほうが面白いですかね。
役者が揃ってるので恩地監督の回もイケてますが。 イタコがなんて言ってるのか聞き取れなかった…。
気にしなくていい所ですか? 戻る道ない戻る道ない〜〜以外は聞こえなくても良いかと。 ttp://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=home&NWID=2005112801001181
鈴木尚之氏が死去 「飢餓海峡」などの脚本
「飢餓海峡」「宮本武蔵」五部作など日本映画黄金期の名作を多く手掛けた脚本家で前シナリオ作家協会会長の
鈴木尚之(すずき・なおゆき)氏が26日午前1時25分、肺がんのため東京都内の病院で死去していたことが28日、分かった。76歳。岐阜県出身。
葬儀は親族で済ませた。後日お別れの会を開く予定。喪主は決まっていない。
連絡先は東京都港区赤坂5ノ4ノ16、社団法人シナリオ作家協会。
東映助監督を経て脚本家に。1960年代に内田吐夢、田坂具隆、今井正監督らと組み
「五番町夕霧楼」「武士道残酷物語」など映画史に残る作品の脚本を担当した。
60年代後半から70年代にかけてはNHK大河ドラマ「三姉妹」やフジテレビ「白い巨塔」などのテレビドラマも多く手掛けた。
「飢餓海峡」だけでなく多くの素晴らしい脚本をありがとうございました。
鈴木氏は亡くなられても手がけた名作は残り続けます。・・・・・・(;-人-)
左幸子。
この人の演技力に今見ても脱帽。
三國が本当に北海道函館での事件で真実を語っていたのか、
語っていたとして、本土での成功と最後の殺人での過ちとの断絶を
どうとりつくろうのか、また刑事達はどうやって自白に至らしめるか、
という未解決な問題を残しつつ、三國は海峡へ・・・。
あのもどかしいラストシーンが「海峡」で隔てられたもののイメージを
浮かばせる。
今なら犯人から手錠をはずしたのは合理的、法的な観点から
警察の失態になるのだろうが、
当時はそういう追及は甘かったのだろう。
>>64
犬飼さんだぁ〜犬飼さんだ犬飼さんだぁー
ウヒャヒャヒャ犬飼さんだくぁwせdrftgyふじこlp >>38
自分もおそらく同じ時にみましたよ(昭和63年だったかな?)
本当にすごい映画でしたね〜(高倉健は若いなぐらいの印象・・ブレイク直前
の作品だからね)
身を投げた瞬間。やっぱおれもあーーーー!と思って
タマラナイ虚無感と絶望を感じたけど
同時にどっかで希望も感じたな。
贖罪行為へと駆り立てられた彼に人間の善性を感じて。 ギャングものも当然やっていたが、
半年前に「ジャコ万と鉄」に「日本侠客伝」。 内田吐夢はもっと評価されていいと思う。「大菩薩峠」も凄いよ。 http://www.dff.jp/
1クリックで無料募金が毎日できます。
皆様のご協力をお待ちしております。 >>71
「大菩薩峠」は以前見たときプリントが退色しているのでなんとかならないかな
と思った。(映画としては最高なんだけど)
左幸子をこの映画で初めて知ったんだけど、良い役者さんですね。
置き屋で三国と夜を共にするまでのシーンはぐっと来たもん。
こんな女にどうにかされてみたいとかおもた。 大田区の池上劇場で封切りの飢餓海峡を見たとき、
母が「犯人は死んだの」と父に聞いて「当たり前だ」と父が答えた。
今日ビデオで妻と見た。妻は「樽見は仏ヶ浦に泳ぎ着くかも」と。
女はやはり男と感覚が違うと想う。 この作品のモデルになった「洞爺丸事故」は実際は昭和29年ですよね。
同じ時に岩内で大火事があったのも史実?
で、作品では昭和22年→10年後なのは何故なんだろう?
昭和29年+10年なら公開時期と合うのに…。
「終戦直後の混乱」を強調したかったのかな?
あと「層雲丸」って…あ、これは鉄道板で聞こう。 >>79
岩内の火事はとんでもない大火だったが洞爺丸事件のおかげで新聞の片隅にしかのらずあまり国民の記憶に残ってないらしい。
そんで、それにスポットライトを当てたかったってのもあるんジャマイカ。
しっかし、俺が疑問なのは10年も前にちらっと見ただけの一刑事の顔をよく覚えてるなってこと
スーパーで見たオバサン並みに印象に残らなさそうなものだけどな だが、たしかに娯楽映画の殿堂たる東映には、いわゆるベストワンとか作品賞とか
の該当作品は非常に少ない。
だからといって、エンタティンメント時代劇が「低く」て、小津や成瀬が「高い」
という価値観に拘束されなければ、何も哀れがる必要はない。 >>84
>東映唯一
ってことはないでしょう。そんな言い方をされる東映が哀れだということ。
別に
>エンタティンメント時代劇が「低く」て、小津や成瀬が「高い」
>という価値観に拘束され
ている訳ではない。 東宝や松竹とベスト10入選本数を比べれば
>東映唯一の映画史的名作
というのも当たらずとも遠からずだが
>エンタティンメント時代劇が「低く」て、小津や成瀬が「高い」
>という価値観に拘束され
ているのはむしろ81のほうかもしれないな
>当たらずとも遠からず
って、他の内田吐夢の諸作や、東映子飼いではないが今井正、田坂具隆の諸作はどうなる?
唯一どころではない本数が該当すると思うよ。 横綱 『飢餓海峡』『仁義なき戦い』
大関 『血槍富士』『五番町夕霧楼』『十三人の刺客』『武士道残酷物語』
関脇 『米』『大菩薩峠』『浪花の恋の物語』『宮本武蔵』『冷飯とおさんとちゃん』『総長賭博』
小結 『越後つついし親不知』『反逆児』『飛車角』『関の弥太っぺ』『日本侠客伝』『遊侠一匹』『二百三高地』
前頭 『網走番外地』『昭和残侠伝』『893愚連隊』『花札勝負』『女囚さそり』『仁義の墓場』『新幹線大爆破』『楢山節孝』 今日、初めて観た。期待した以上に面白かったな。
なにしろ被差別部落出身の樽見を演じるのが、リアルBの三国だからなぁ もし左幸子が出ていなければ こんな素晴らしい作品にはならなかったと思う
「にっぽん昆虫記」も凄かったけど この映画の中の役は見ていて可哀想になってしまいます
たった一言お礼を言いたかっただけなのに殺されてしまう 左さんが亡くなったとき
追悼映画でもやるのかと思いましたが何もなかった こういうのは悔しいです
生涯一度で良いから左さんにお会いしたかったな >>94
犬飼さんだ犬飼さんだ犬飼さんだーftgyふじこlp;@
井筒の邦画ベスト1らしく「佐藤浩市主演で映画化したい」と言ってた
『パッチギ2』なんか企画してないで、はやく撮れよな
佐藤浩市が犬飼こと樽見で、他のキャストは
杉戸八重が篠原涼子、弓坂刑事がいかりや長介、
味村刑事が仲村トオルとか。 >>93
原作ではそうなってんの?
裏設定では充分に有り得ることだけど。
原作読むか・・・。 なんでこんなに人気がないんだ…
面白い話なんだけどなー
東映だからダメなのかな
高倉健がぶち壊してる気もするし
松竹で野村芳太郎に撮らせるか
東宝で黒澤、じゃなくてもせめて橋本忍脚本だったら
この板で2スレは行ってたと思うんだけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています