私が棄てた女が9月にソフト化されるようだ。
原作は読んでいて名画座で見た時、えっ?死なせちゃっていいの?と驚いた。
映画と原作は別物だが、しかしなあ。あと主人公の嫁が綺麗すぎる。
裕次郎映画のヒロインならともかく、こうした貧乏くさい時代の風俗を生々しく
取り入れた作品に浅丘ルリ子がモロ浅丘ルリ子のイメージのまま登場するのは
ミスキャストではないか?あと、ATGの前衛映画か鈴木清順まがいの幻想シーン。
キューポラや非行少女に比して、浦山桐郎の独りよがりが目立ち、あまりいい印象が
なかったのだが、とにかく30何年も前のことなので、こちらも若く未熟だった。
早く再見したものだ。