安部公房の映画
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『方舟さくら丸』はスタンリー・キューブリックに映画化してほしかったな。
音楽はピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズで。 >>97
リメイクするなら『萌えつきた地図』でやって。 リメイクするなら「闖入者」を・・・あ、映画化されてなかった。
いや、ヴィスコンテイが既に映画化しているという説もあるらしい(題名は公房フリークなら簡単に解るハズ)。
>>103
『家族の肖像』ですね。
中井英夫によると、あれは江戸川乱歩が「奇妙な味」で薦めていた
『銀色の仮面』という短編小説に似ているらしいですが。
ちなみに公房の「もぐら日記」では、『ルードヴィヒ』を観て、
ヴィスコンティを否定していますね。彼はフェリーニが好きだったらしい。 >>104
お見事!
自分は塚本邦雄にそそのかされて「闖入者」を読み、酷似にびっくりしました。 「家族の肖像」似てますかね…
まあ孤独を好む男の生活が
DQNに台なしにされるってのは
似てるけど…
「闖入者」は自殺するけど
「家族〜」のランカスターは
美形の居候にまんざらでもなさそうだったな 公房の映画じゃないけど、
勅使河原の『サマーソルジャー』をDVDで観た。ホントによかったなぁ。
テーマである「追われる男の自己喪失」は、やはり公房映画の続きという印象だった。 >>107
ジェンキンス問題がもちあがっている今こそ見直されるべき映画だろうね >>108
人間そっくりはTVドラマ化されてるんだっけ?
これは舞台でやるのが一番あってるかもね ロアルド・ダールの短編はいいねえ。
とくに『銀色の仮面』『南からきた男』は。 ぼやぼやしてると韓国映画に映画化権全部取られちゃうぞ!
ていうか韓国映画の方が安部ワールドに近いような気が… 『闖入者』じゃなくて『友達』の方は、確かドイツで映画になっているよ。
『友達』は昔安部公房スタジオの公演で、仲代達矢、新克利、田中邦衛、
山口果林他の豪華キャストで観た。 >>112
たぶん、ねりちゃんが簡単に映画化させてくれない。 カンヌで時の人となった新人ソダーバーグがカフカに手を出して
失敗、しばらく不遇の監督になっちゃったことがあったけど
今こそ安部公房撮って欲しいjな。そんな勇気はなかんべな。 >>116
ソダーバーグだけはカンベンしてくれ!
カフカやレムを思いっきり通俗化したスノッブ野郎だぞ! >>118
まあその通りなんだけど安部氏の映画化って商業的に成功してないし
製作サイドも避けてるもんだから、ちょいとメジャーな作家が門戸開いてくれたら
いいかなと思ってさ。出来不出来云々より新作映画化が観たいのよ。とても。 ラース・フォン・トリアーの『キングダム』を観て、
『密会』を想起した。お話はぜんぜん違うんだけど。 韓国映画「下女」の監督(故人)が「砂の女」の映画化を熱望していたそうだ。
「悪い男」の監督の「魚と寝る女」なんて、「砂の女」ちょっと入っていたよね。
この監督になら撮らせたいな。 トリュフォーも「砂の女」をリメークしようと思ったらしいけど、駄目だったらしいね。
やっぱりヒロインは岸田今日子しかいないよ。
個人的には「カンガルー・ノート」を映画化して欲しい。
市原悦子は安部公房作品によく出ている。
「燃えつきた地図」にも。 >>123
当時「砂の女」の再映画化権はラクェル・ウエルチが持っていて
監督にトリュフォーを指名してきた。
しかしトリュフォーは、勅使河原の「砂の女」はあまり好きな映画でないし
リメークには興味もないし自信もないので断ったらしい。
「フランソワ・トリュフォー映画読本」(山田宏一)より
ってことは「砂の女」の再映画化権は、今も欧米のハリウッドクラスの
大物が持っているってことなのか? >>12
なに考えてるのかわからんキモイ色気があってよかったねあれは ラクェル・ウエルチってあのイロっぽい女優?
なんだって彼女が安部の小説の映画化権を いや、目のつけどころはいいと思うよ。
砂ばっかりの世界で、観客の視線は自然と彼女の豊満な肢体に集中する。
実現してれば彼女の代表作になり、ヌケるカルト映画になっていたかも。
ちなみに舞台はメキシコの砂漠を予定していたとか。
なんでも、ライバル視していたJ・ビセットが「アメリカの夜」できれいに撮られていたので
トリュフォーに目をつけたらしい。 ねりUzeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!
犯すぞ! >>130
どうせならミケランジェロ・アントニオーニあたりに
依頼すればよかったのに そういえば昔、映画「砂の女」に触発されて書いたという
フランスのジャン・ジュベールとかいう作家の「砂の男」(たぶん早川書房)を読んだけど
よくあるいっこうに建設がはかどらないという、カフカ風の凡庸な幻想小説だった。
むしろ、ポール・オースターのほうが確信犯的に安部のコピーをやっていたな。 安部本人は「フェリーニでないと無理だろうね(自分の世界の映像化は)」と漏らしたりもしたらしい。 安部はブニュエルとウェルズと今平が好きで
肝心の勅使河原についてはどうも評価してない。 >>138
してるよ。安部公房全集の27巻だったかに入ってる。 「眼には眼を」も、ブニュエル、ウェルズ、フェリー二作品も
どれも砂漠が頻出するってことで安部の嗜好に適っているってことかな? けものたちは荒野をめざす→喜八
箱舟さくら丸→大林
あたりで映画化きぼー
今、『燃えつきた地図』をリメイクしたら、けっこう面白いかもしれない。
監督は黒沢清あたりでどうか。 燃えつきた地図やるなら、
私=竹内力
失踪した男の妻=杉田かおる
田代=高島政伸
と、ちょっと外したキャスティングでやってほすい。 「箱男」が中止になったことで、精神のバランスを
崩した永瀬。入院したらしいよ。 >>144
この間読んだけど、今でも結構通用する小説だと思った 押井守の迷宮物件って短編アニメ観たことある?
このオッサンなら安部公房アニメ化出来かねん、と思った。
箱男の映画は死ぬまでに観たいな・・・・
映画化ファンドでも出来ればすぐ投資するよ ラースフォントリアーって安部公房好きなのかなぁ?
「ヨーロッパ」って映画に
「箱男」に出てきた魚になった夢を見るエピソードがまんま出てくる。
これはなんか古典的な諺かなんかで偶然なのかな。
あと、「エレメントクライム」って映画がなんかもう
砂の女の悪夢感なんだよな。
と、いう訳で箱男の映像化はラースフォントリアーにやって欲しい。マジで。 >>149
ああ、そういえば押井の『迷宮物件』観た時には、
「わぁ、『燃えつきた地図』だぁ」と喜んだもんだなぁ。
『Avalon』も不条理映画な作りだったしね。
押井もトリアーの『エレメント・オブ・クライム』、『ヨーロッパ』好きなんだよね。
あれも確かに安部公房が観たら喜びそうな映画だったなー。面白い。
俺としては『イメージの展覧会』の世界を映像版で観てみたい。
アニメじゃないと無理かな? 押井守のイノセンスはエレメント・オブ・クライムそっくりだったなぁ
安部のアニメ化やらんかなぁ ドイツだかで「棒」の映画化したのあったよね
あんまり面白くなかった
映画でよかったのはやっぱり自分は「砂の女」かな・・・
「箱男」は映画化したらぜひ見たい
すみませんが、教えて下さい。m(_ _)m
勝新の印象に残った映画を探しているのですが・・・
それが「燃えつきた地図」なのでは? と思うのですが、はっきりしません。
ストーリーを覚えていないのですが、画面が暗転して真っ暗な中に勝新がただ一人になり、怯えるか責めさいなまれるシーンがあったのですが・・・
「燃えつきた・・・」の中にそういうシーンがありますでしょうか・・・?
なお、「勝新スレ」(?)でも聞かせていただきました。 確かあったと思う。喫茶店で暴行を受け、市原悦子(依頼人)の団地にいきそのまま倒れるがその時市原悦子に愛撫を受けている時に確か・・・砂漠(東京砂漠)に一人たたずんでいたり、何かにおびえる勝がいる。
>157
どうも有難うございましたm(_ _)m
そうですか・・・ありますか・・・
間抜けなことに、goo映画であらすじを読んでもはっきりわからないんですよね・・・画面の感じしか覚えていなくて・・・
今度実際に見てみたいと思います。 創林社から出てたシナリオ集にスチールが載ってたね>「燃え尽きた地図」 あー、木下恵介の本に書いてあったね。
でもテッシーの本には書いてない・・・「前衛調書」だけど
なんでこう、四方田って突込みが甘いんだろう。松竹との関係とか
「十二人の写真家」とか「インディレース 爆走」とか
知りたい部分に関する質問が全然無いし。 てえことは…
假屋崎省吾は華道で勅使河原宏の弟子だから映画撮るようになったら
木下恵介−勅使河原宏−假屋崎省吾なんてことになりかねん 映画観て興味を持ったので、母に小説も面白いからって薦められて
「壁」を読んでるんですが、全くもってわけのわからない内容で凄いですね。
金魚の目玉とか映像化出来ないでしょ。
そもそも勅使河原は映画監督が本業ってわけじゃないだろ。 「燃えつきた地図」はやはりあの渥美清にもう一度会いたい。 『壁』と『カンガルー・ノート』はアニメにしたら面白いかも。
押井守のギャグ風演出でやってほしい。 >>170
「紅い眼鏡」風にやられちゃったらどうしようw 今の監督なら黒沢明が合ってるかも。
「箱男」、黒沢明なら撮れるのでは? ヒロインは、少し前なら緒川たまき以外には居なかったんだけど、
今なら誰だろう? 演技出来るかどうかは別として、外見なら中川さやかとか。
「カンガルーノート」の垂れ眼の少女は高橋由美子で。
海外で映画化ならヘザーグラハムで。 明はギャグとして清だろ
しかし清かぁぁあ?
回路とか観るととアリかな、って思うけど
まーネットを舞台にリメイクってのは観てみたいなー
スレ違い、作家違いだけどみんなカフカも好きよね?
変身の映画化かなり楽しみなんだけど。
http://www.pan-dora.co.jp/henshin/top.html
あと安部好きで押井守敬遠はほんと損だとも思う
アニメじゃないよ。あれ。 押井はともかく攻殻機動隊は凄いと思った。
「壁」の影響受けた作品の中ではダントツで面白い。 押井守って文章力あるよね。小説「立喰師(たちぐいし)列伝」読んで驚いた。
勅使河原の『利休』はまぁ、よかったけど、
『豪姫』は愕然とするほどつまらん映画だったな。 「おとし穴」が好きなんだけどあんまり語る人いませんね おらも好き。透明人間になっちゃうなんて斬新だなあ。この頃の映画としては異質かもね 『おとし穴』は傑作だよなぁ。
邦衛の不条理な存在がすごくいい。 全編蒸し暑さが伝わる映画でした。
駄菓子屋の女佐々木すみ江はエロかった〜ね。 出来は今ひとつとも言われてるけど、燃えつきた地図が好きだな。
68年という製作年当時の世相風景が結構楽しめるし、デブな
勝新がスバル360に乗ってるのもイイ。ラストの猫の死骸に
話かける所なんか作品事態を象徴してて短いけど音楽も含めて
すごくかっこいいシーンだと思う。 いやー酷くってさぁ
ロシア映画の「変身」が。
映像化ってのもすりゃいいってもんじゃないよな
昔を振り返りつつ
まだ観ぬ安部映画に思いを馳せる、それが一番幸せだわ。 「燃えつきた地図」、映画見た後で原作読んだクチだけど、
映画の方も情景描写とか結構良いと思った。
原作が先だった人はどうだったんだろう。
キャスティングは依頼者の弟が一番良かったな。
また映画の方を見直してみたい。 原作から先に読んだんだけど
映像は全体的にイメージ通りで、良かったです。
特にバスの襲撃シーンが。
配役は虚言癖の渥美清が、意外だけどおもしろかった。 渥美清は印象に残る。
吉田日出子が少しうざかったかなw ここは意表をついて『石の眼』を映画化してみる、という奇特なプロデューサーいないかな。 安部公房スタジオが制作した映画があるそうですが、見られるのかな? >>192
文学館とかの回顧展じゃないと見られないんじゃないかな。
以前調布であった時、場内に流れてる公房の自作曲が面白かったんで
CD化しないんですか?って係員に訊いたら、それとなくだけど
「ねりが煩いこと言うから難しい」みたいな説明された。
映画もそのタグイかも・・・・。 俺は安部公房が1971年に自主制作した短編『時の崖』と、
安部スタジオ最終公演『仔象は死んだ』のビデオをコピーして持っています。
こないだ、保存用にDVDに焼いた。
知り合いが、元安部スタジオのメンバーで、安部公房の葬式の時、
メンバー全員にこの2本のビデオテープが配られたという。
これを借りたわけです。
どちらも面白く、ソフト化すればけっこう売れると思うのだが、
安部ねりの存在は本当に問題らしく、
安部スタの戯曲の再演があまり行われないのも、そこに原因があるらしい。
どっちもすごく面白い。『時の崖』は井川比佐志最高の演技が収められています。 なぜそこまでしてねりは安部を埋没させたいのだろうか…? >>196
「何度でも、繰り返し、
殺し続けるために・・・・・・。」
に決まっているじゃないか。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています