兵庫県尼崎市の三菱電機コミュニケーション・ネットワーク製作所に勤務し、16年に過労自殺した40代男性社員の遺族と同社が今年1月、再発防止の取り組みを報告することや損害賠償の支払い、謝罪などに関する合意書に調印していたことが13日、分かった。遺族の代理人弁護士らが明らかにした。

 三菱電機では、14〜17年、過労自殺などで男性社員5人が相次いで労災認定され、男性はこのうちの1人。15年の配置転換後に時間外労働が大幅に増え、月100時間ほどになることもあった。17年に労災認定された。

 男性は遺書で「がみがみと言われたくない。もう生きていたくない」と書いていた。

共同通信 2020/10/13 21:14 (JST)10/13 21:31 (JST)updated
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