役所では、意思決定をすることを決裁と言います。
用例では、「あの件、課長の決裁おりた?」とか、
「まだ決裁前なので正式にはお話できませんが。。」といったもの。
奇妙な話なのですが、本来的には地方行政とはあくまで"首長"によって担われることになっています。
ですがもちろん、多岐に渡る行政事務を、個人としての市長一人で処理するということは非現実的なので、
市役所や区役所という組織が存在し、そこで職員を雇うわけです。
(略)
建前的には首長であるとしても、実務的には事務を処理するのは職員。
そして、職員が事務処理する上では、意思決定が当然求められます。
たとえ、いちヒラ職員の言動であったとしても、あくまでその自治体(=首長)の意思として重みを持ちます。
この、重みを持たせる儀式こそが決裁なのです。
(略)
前回の文書主義ともあいまって、それはヘタなことを勝手に、かつ単独にはできないということにつながります。
構造的に、制限された裁量の中で仕事をするという仕組みになっているのです。

https://phantom-gon.hatenadiary.com/entry/2017/01/13/212445

Fランよ、分かったか?