俺が信金に新卒で入ったときに、職場の30代の先輩は、
「自分は優秀じゃないから信金で働いている。優秀な人間は辞めてよそで活躍している。」と俺に向かっていった。
数年勤めた時点でようやくその意味が分かった。

優秀な人間はこんな劣悪な労働環境で、給与の低い仕事をやるわけがないのだ。
優秀な人間は命令されなくとも、自分から本を読んだり資格を取ったりして知識を磨こうとする。
だが、信金はそんな意欲を持った人たちに価値のある職務経験を積ませようとはしない。
上は威張り散らすだけのバカで無能な老害が居座り席が空かない。
おかげで、時代がどんどん変わっているのに、信金はいつまでも昭和のやり方が続く。
ひたすら老害は若手を怒鳴り散らして、気合だ根性だの精神論に走る。
そのせいで、優秀な人たちは資格を取るだけ取って、給与の高い仕事や価値のある経験を積める仕事を選んで辞めていってしまうわけだ。

そういえば、支店に労基が入ったときに残業代がまともにつくようになったんだが、
そのときに支店の30代の渉外が、「はじめて手取り20万円超えた」と漏らしていた。
あの言葉は20代前半の俺には本当にショックだった。
もう30半ばという男が手取り20万円すら超えない薄給で、あんな過酷なノルマに追われる苦痛な仕事をやっていたのだから・・・。
優秀な人間がこんな底辺の仕事を選ぶわけがないだろう。

要するに
優秀な人間は信金には残らない
いい歳して信金に残っているのは行く先の無いゴミクズ
信金の管理職はサイコパス
これが事実なのだ