「カブ」
  …HONDAの50ccバイクのベストセラー「スーパーカブ」の略称。
   信用金庫で営業車に乗れるのは一国一城の主、支店長だけである。
   下っ端の担当者は当然として、40代にもなる営業役席ですらカブに乗って営業活動をしている。
   平営業担当ですら営業車を与えられている労金や都銀とは大違いである。
   ちなみに、経費を徹底的に削っている貧乏信金のカブにはセルが付いていない。

「カブカッパ営業」
  …信金職員は雨の日でもカッパを着てカブに乗って顧客の所へ行かなければならず、
   そのあまりに泥臭い営業スタイルのことを揶揄して「カブカッパ営業」と呼ぶことがある。
   カッパを着てカブに乗るストレスは、見掛けより負担である。というのも、顧客宅へ訪問する先
   一軒一軒でカッパを脱いで、セールスが終わったらまた着なければならない。
   蒸れて汗の匂いが鼻を突く。上司によっては天候に関わらず1日40件の訪問を求められる為、
   信金職員は雨の日が憂鬱である。