休職制度を利用すれば、3年は給与満額分手当てが支給されます。
Aさんは、交代勤務の疲れや上司からの叱責などのストレスにより、数年前から不眠や気分の落ち込みなどで悩まされていました。
心療内科を受診したところ、「適応障害 3ヶ月の自宅療養を要する」と診断されました。
診断書を総務へ提出し、あとは回復を待って自宅療養をしていました。
しかし、会社の上司からの連絡が続くため、主治医に相談したところ「本人に直接連絡を取らないように」との診断書がでました。
3か月後、Aさんは頑張っていましたが、なかなか回復しませんでした。
主治医は「自宅療養を3ヶ月要する 連絡は取らないように」と診断しました。
2年ほど自宅療養を経て、ようやく回復したAさんは仕事をする意欲も回復しましたが、交代勤務や上司のことが気になります。
主治医は「復職は事務作業など軽微なものに限る。上司からの叱責が原因であるため、部署異動を要する」と診断しました。
会社側は主治医の意見を聞かなければいけないため、Aさんは希望通りの部署へ異動することができ、元気に仕事ができるようになりました。
1年間は頑張って仕事を続けていたのですが、上司からの叱責が日に日にひどくなり、再び不眠になやまされることになりました。