世は、偽りに溢れている。
人を誘惑する美しさ 人が憤怒する醜さ
人が妄想する世界は、希望や幸福に満ちた非実在世界。
真実の世界は、絶望と不幸の実在する世界。
手にすることができるのは、隠せないほど大きな絶望と不幸を嘘で覆った希望と幸福で飾られた世界。

少年は、嘘を信じて世界は希望と幸福に満ちていると信じる。
青年は、見ていた世界が嘘で、目を背けていた世界こそが真実と知り絶望する。