「東進」はワタミのような職場でした――ある新卒社員が半年で鬱病を発症、
退職後1年半で公務員として社会復帰するまで
http://www.mynewsjapan.com/reports/2088

「代ゼミ」が大リストラ(来年3月末で27校中20校を閉鎖、40歳以上に早期退職募集)に
踏み切るなど少子化で苦しい予備校業界。「勝ち組」の東進ハイスクールは、
「今でしょ!」の林修先生に代表されるスター講師の授業を全国にデジタル横展開することで躍進してきた。
その授業は、ほぼ全てが人気講師によるDVDやネット配信によるオンデマンド講義で、
首都圏の直営校だけでなく、同じ内容が全国に約900あるフランチャイズ校でも提供される。
一見、合理的なチェーン展開にも見えるが、その現場は、教育分野の持つ理性的なイメージとは裏腹に、
社員に過酷な労働環境を強いて本来支払うべき残業代を利益に換える“ブラック企業”が支えている面もある。
「まるでニュースで聞く居酒屋チェーン店(※ワタミのこと)の様な職場だった」――
新卒で、ある東進衛星予備校に入社後、連日深夜に及ぶサービス残業でタクシー代も自腹、
給料が額面20万円未満という環境のなか、半年で鬱病と診断され退職を余儀なくされた元社員が、
自身の体験を振り返り、病に至る経緯とその対処法を語った。
【Digest】
◇教えるというより、教材&自習ブースの権利を提供
◇離職率は年4割超
◇予備校社員の1日
◇トラブル対応で午前3時まで
◇ネットカフェ泊り、月収は20万未満
◇精神科が「明らかな鬱病」
◇肝臓の数値が基準の7倍以上だった
◇行政事務職として市役所に
◇充実した休日を過ごせる環境が重要
◇質問の答えが返ってくる職場
◇早々に職場を離れよ