彼は言った、

「ごぞんじのように、国はわたしのもので、
イスラエルの人は皆わたしが

王になるものと期待していました。

しかし国は転じて、
わたしの兄弟のものとなりました。

彼のものとなったのは、ヤハウェから出たことです。
今わたしはあなたに一つのお願いがあります。

断らないでください」。

バテシバは彼に言った、「言いなさい」。

彼は言った、

「どうかソロモン王に請うて、――王はあなたに
断るようなことはないでしょうから――

シュナミびとアビシャグをわたしに与えて
妻にさせてください」。

バテシバは言った、

「よろしい。わたしはあなたのために王に話しましょう」。