またあなたはゼルヤの子ヨアブが
わたしにした事、

すなわち彼がイスラエルのふたりの軍の長
ネルの子アブネルと、

エテルの子アマサにした事を知っている。

彼はこのふたりを殺して、
戦争で流した地を太平の時に報い、

罪のない者の血をわたしの腰のまわりの帯と、
わたしの足のくつにつけた。

それゆえ、あなたの知恵にしたがって事を行い、
彼の白髪を安らかに陰府に下らせてはならない。

ただしギレアデびとバルジライの子らには
恵みを施し、

彼らをあなたの食卓で食事する人々のうちに加えなさい。

彼らはわたしがあなたの兄弟
アブサロムを避けて逃げた時、

わたしを迎えてくれたからである。

またバホリムのベニヤミンびとゲラの子
シメイがあなたと共にいる。

彼はわたしがマハナイムへ行った時、
激しい呪いの言葉をもってわたしを呪った。

しかし彼がヨルダンへ下ってきて、
わたしを迎えたので、
わたしはヤハウェをさして彼に誓い、

『わたしは剣をもってあなたを殺さない』と言った。

しかし彼を罪のない者としてはならない。

あなたは知恵のある人であるから、
彼になすべき事を知っている。

あなたは彼の白髪を血に染めて
陰府に下らせなければならない」。