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❤第一章 神の愛の特徴
❣愛は自分が受けた悪を勘定に入れない

神のご性質の愛の一つの特徴は、自分が受けた悪を決して勘定に入れないことです。
第一コリント13:5は、こう言っています。
「(愛は)悪を勘定に入れない」
あなたの肉の性質は、むしろそれと別のことを聞きたいと思うのではないでしょうか?
これは、愛を測るための神のものさしなのです。
あなたが愛によって歩んでいるかどうかは、あなたの歩みをこの節に照らしてみれば容易に分かるのです。
あなたが自分の受けた悪を数えているかぎり、あなたは愛によって歩んではいません。
けれども、あなたが神にあって歩み、神のご性質の愛によって歩み、聖霊に満たされ続けている限り、あなたは自分が受けた悪を数えることはしないはずです。
あなたは自分の受けた悪を数えているかぎり、一人一人の最善を信じることができなくなります。
生まれながらの人間的な愛は、一人一人の最善を信じることとは正反対のものです。
あなたはそのことに気づいたことがあるでしょうか?
人はいつでも、一人一人の最悪を信じてしまいがちです。
事実、だれかをつかまえて、その人を非難することや、その人の陰口をいつも探し求めている人々がいます。
私が長年巡回伝道していた頃、説教者たちが私に、「〇〇という人のことを聞いたことがありますか?」と言ったことが何度もありました。
そして次には、彼らは別の人の悪いことを私に話し始めたのです。
私はいつも彼らにこう言いました。
「私は、誰のことでも悪いことを信じません。
私は、誰であってもその人の最善を信じます。」
大抵の場合、広まっていたのは単なる噂話でした。
神の愛は、いつでも一人一人の最善を信じようとするのです。
神は愛であるゆえに、神はいつでも私たち一人一人について最善を信じてくださるのです。

続く