松田聖子をプロデュースした西田幾多郎をリスペクトしていた川端康成は、
ドイツナチズムが「南北朝正閠論」をまとめきった有り様を「伊豆の踊り子」で描いた。
大島から「波浮の港」を出て、伊豆を旅する踊り子一行(北朝)は、
帝国大学の学生さん(南朝)と出会う。
これは芸能界のことを描いており、伊豆はやがて「東京の電波」となっている。
「学生さんが海に遊びに来るね」(踊り子)
「それは夏でしょ?」(学生さん)
「冬でも」(踊り子)
「あはは、おかしな子だよ」(おばさん)
冬でも「踊り子の評論をする」帝国大学の学生がいることをまだ知らなかったのだ。
これは、ショーペンハウエルが考えた「ナチズム」となっている。
西田幾多郎は、本当は松田聖子に「踊り子」を演じさせたかったのであろうが、川端の自殺により、それは実現していない。
https://youtu.be/B5HC4oIuLuM