>>968
Q.15 大豆で被害の大きい病虫害は?
A.
病気では、減収の要因となるわい化病、茎疫病、品質低下の要因となる紫斑病、収量・品質低下の要因となるモザイク病、萎縮病、黒根腐病などが挙げられます。
害虫では、発芽を害するタネバエ、葉や茎を害するハスモンヨトウやアブラムシ類、莢や子実を害するカメムシ類やマメシンクイガ、ダイズシストセンチュウなどが挙げられます。

【解説】
褐斑粒を生じさせるモザイク病、萎縮病、紫斑粒を生じさせる紫斑病、排水不良田で苗立ち不良を引き起こす茎疫病が全国で発生しています。
寒地では壊滅的被害につながるわい化病が深刻です。
東北・北陸地域では黒根腐病が常発傾向にあります。

南にいくほど害虫層が複雑で防除を要する害虫の種類が多くなります。
子実害虫は発見が遅れやすく大きな減収の要因となります。

Q.16 大豆の共済の加入率は?
A.
平成29年産における共済加入状況は、面積引受率で79.7%です。

【解説】
引受面積の上位3都道府県は北海道(36,192ha)、宮城県(8,476ha)、福岡県(8,311ha)となっています。
他の作物の加入率は、水稲(92.4%)、麦(97.7%)、馬鈴しょ(76.5%)、てん菜(92.6%)となっています。