>>965
Q.5 大豆の自給率は?
A.
平成29年の大豆の自給率は7%です。
ただし、サラダ油などの原料となる油糧用を除いて食品用に限りますと、自給率は25%となります。

【解説】
平成29年度の国内の需要量は約357万tで、うち国産大豆は約25万tです。
国産大豆は種子用(8千t)を除きますと、全量が食品用であるため食品用(需要量約99万t)の自給率は高くなります。

Q.6 大豆の主要品種は?
A.
平成30年産の作付面積のベスト5は、フクユタカ、ユキホマレ、里のほほえみ、リュウホウ、エンレイの順となっています。
これらの品種はいずれも主に豆腐、煮豆用です。
納豆用で作付面積が多いのは、ユキシズカ(北海道)、スズマル(北海道)、納豆小粒(関東)です。

【解説】
この5品種だけで全大豆作付面積の約6割を占めています。
地域別に作付けトップの品種を見ますと、北海道:ユキホマレ、東北:リュウホウ、関東:里のほほえみ、北陸:エンレイ、東海・近畿:フクユタカ、中国四国:サチユタカ、九州:フクユタカです。

Q.7 大豆の単収(10a当たり収量)の最高、最低は?
A.
最高値は平成12年産の192 kg/10a、最低値は、転作の開始された昭和46年以降では、平成5年の115 kg/10aが最低。
なお、近年の平均収量は166kg/10a前後。

Q.8 大豆単収のベスト5県は?
A.
令和元年年産では、 (1)北海道(226kg)、(2)新潟(174kg)、(3)愛媛(173kg)、(4)秋田(162kg)、(5)青森(161kg)となっています。
最近5カ年は、 平成26年産 (1)北海道(257kg)、(2)宮城(193kg)、(3)栃木(183kg)、(4)熊本(181kg)、(5)福岡、佐賀(176kg)
平成27年産 (1)北海道(253kg)、(2)富山(211kg)、(3)福井(210kg)、(4)新潟(193kg)、(5)石川(187kg)
平成28年産 (1)北海道(210kg)、(2)福井(208kg)、(3)新潟(194kg)、(4)長野(172kg)、(5)栃木(166kg)
平成29年産 (1)北海道(245kg)、(2)佐賀(185kg)、(3)新潟(179kg)、(4)富山(170kg)、(5)長野(163kg)
平成30年産 (1)北海道(205kg)、(2)長野(172kg)、(3)佐賀(170kg)、(4)栃木(168kg)、(5)新潟(168kg)となっています。

【解説】
大豆の単収は、大豆作に積極的に取り組んでいる主産県ほど高い傾向にあります。
また、地域の気象条件に左右され、順位は入れ替わりが多いです。