わたしは、その角の語る大いなる言葉の
声がするので見ていたが、

わたしが見ている間にその獣は殺され、
そのからだはそこなわれて

燃える火に投げ入れられた。

その他の獣はその主権を奪われたが、
その命は、時と季節の来るまで延ばされた。

わたしはまた夜の幻のうちに見ていると、
見よ、人の子のような者が、天の雲に乗ってきて、

日の老いたる者のもとに来ると、
その前に導かれた。

彼に主権と光栄と国とを賜い、
諸民、諸族、諸国語の者を彼に仕えさせた。

その主権は永遠の主権であって、
なくなることがなく、その国は滅びることがない。