その後わたしが見たのは、ひょうのような
獣で、その背には鳥の翼が四つあった。

またこの獣には四つの頭があり、主
権が与えられた。

その後わたしが夜の幻のうちに見た
第四の獣は、恐ろしい、

ものすごい、非常に強いもので、大きな
鉄の歯があり、食らい、かつ、かみ砕いて、

その残りを足で踏みつけた。

これは、その前に出たすべての獣と違って、
十の角を持っていた。

わたしが、その角を注意して見ていると、
その中に、また一つの小さい角が出てきたが、

この小さい角のために、さきの角のうち
三つがその根から抜け落ちた。

見よ、この小さい角には、人の目のような
目があり、また大きな事を語る口があった

わたしが見ていると、もろもろのみ座が
設けられて、日の老いたる者が座しておられた。

その衣は雪のように白く、
頭の毛は混じりもののない羊の毛のようであった。

そのみ座は火の炎であり、
その車輪は燃える火であった。

彼の前から、ひと筋の火の流れが出てきた。
彼に仕える者は千々、彼の前にはべる者は万々、

審判を行う者はその席に着き、
かずかずの書き物が開かれた。