ドリーン・バーチューのケース

2017年の1月7日。ドリーン・バーチューは教会であるビジョンを見たと証言しています。何者かが「ニューエイジを捨てて聖書を読むように」とお告げをしたというのです。

その後、彼女は「私は絶対、イエスを見た」と言ってました。彼女のブログにも書いていました。

2018年ごろ、この発言を読んだ日本のファンは「ドリーン・バーチューが教会でイエスを見てキリスト教に入った」と紹介して日本でも話題になりました。

2020年7月の時点では、発言内容がかわっています。「その日に何を見たのかわからない」と彼女のブログに書いてます。

聖書を読めば読むほど、キリスト教徒と話をすればするほど、彼女の見たビジョンがイエスなのか自信が持てなくなったそうです。

結局。今(2020年7月)ではドリーン・バーチューのブログから「イエスを見た」という記事は削除されています。

かわりに、

彼女を救ったのは教会で見たビジョンではない。ビジョンは聖書を読むきっかけ。聖書を読んだから間違いに気がついたと主張しています。

2年で少し主張がかわったような気がしますね。

ドリーン・バーチューの見るビジョンってその程度のものだったの?とも思うのですが。ビジョンの正体を見極めるのは難しいのでしょう。むしろ正体については慎重になる方が良心的だと思います。簡単に「〇〇が降りてきて教えてくれた」というのは胡散臭いですから。

身も蓋もない言い方をすれば。

宗教団体に入ったので今までみたいに個人のインスピレーションや感想で言えなくなったんでしょうね。宗教関係者の立場からすると軽々しく「イエスを見た」などと言ってほしくはないでのしょう。

それにしても。

天使を広めておきながら58歳になるまで聖書をちゃんと読んでいなかったのは驚きです。何を根拠に言っていたのでしょうか?(でも、ちゃんと読んで内容を信じていたらあのような活動はできなかったでしょう)

ビジョンとかインスピレーションってできる人には便利なのかもしれません。でも生半可な経験や知識で使うと間違った教えを広めてしまいそうです。危ないものだなと改めて思います。