ピクシブ百科事典 ニュー・エイジ


反伝統・反保守・反キリスト教

ニューエイジは女性(女神)の擁護・リベラル的思考・オカルト・呪術の肯定、そして何よりキリスト教の否定・相対化、という特徴を持つ。
例えばニューエイジの考え方の一つに「水瓶座の時代(アクエリアンエイジ)」というものがあるが、水瓶座の一つ前は魚座。魚(イクトゥス)はキリスト教の象徴である。
つまり「魚座の時代(キリスト教の時代)」はいずれ終わるものだ、という認識である。

ニューエイジの反キリスト教性は単に反対するだけでなく、イエスをニューエイジ的に読み替え(造り変え)、伝統的なイエス観や聖書を出鱈目なものや歪められたものとみなす方向にも向かう。
保守的なキリスト教徒の中にニューエイジを蛇蝎の如く忌み嫌う人がいるのはこのせいである。
しかしながらキリスト教がかつて程の影響力は失ってしまった為、ある種の商業としても広くアメリカやヨーロッパに根付くことになった。
世俗化・非キリスト教化した信徒を奪っていくニューエイジを各教派は警戒しており、カトリック教会(教皇庁)からもニューエイジを扱った文書が刊行されるに至っている。
その文書『ニューエイジについてのキリスト教的考察』ではニューエイジを現代によみがえったグノーシス主義、と位置づけている。
ニューエイジそのものは反宇宙・反創造主という教義内容ではないが、キリスト教の神(YHVH、デミウルゴス)を否定しイエスをそれに同意する人物へと改竄する宗教という意味ではハマっているとも言える。