ニール・アンダーソンの「walking through the darkness」ではニューエイジ思想を次のように22-24ページでまとめています。

(1) ニューエイジは一元論です。一元論は全てはひとつで、ひとつが全てという哲学です。歴史は人間の罪への堕落とそれを救う神の恵みについてではなく、人間の無知への堕落と啓示へと次第に上っていく様についてです。

(2) ニューエイジの教えによると、全ては神ということになります。神も含めて全てがひとつならば、全てが神ということになります。ですからニューエイジは汎神論であり、木も、ナメクジも、本も、人も神なのです。自らを聖書とイエスキリストを通して示された人格を持っている神はこの考えからは否定されます。なぜなら神は人格を持っていないからであり、ニューエイジは神に仕える必要がありません。神は「あの方」ではなく「あれ」という理解です。

(3) ニューエイジによって意識の変化が起こります。私たちが神であるなら、私たちは自身が神である事に気づく必要があります。私たちは宇宙意識をもち、啓示を受け、広大な意識を得る必要があるのです。この啓示の状態は達成する人は「生まれ変わった」−聖書の救いの真似事−と主張します。大切なことは信仰や瞑想をする事ではなく、誰に対して信仰をもち、誰の事を思い巡らすかなのです。
キリストこそが、真の、個人的に関わってくださる、客観的にわかる真実であり、キリストご自身が言った通り、道であり、心理であり、命であり、キリストを通してでなければ誰も父なる神のもとに来る事はできないのです(ヨハネ14:6)。