仏教、曹洞宗(そうとうしゅう)。
ただ坐る。
ただ坐る。
ただ坐る。

故事がある。昔、修行者が山中で坐禅していたら、そのあまりに見事な坐相に天人が感心して、天から下ってお供え物をした。
それを偶然見ていた男が、坐禅から立った修行僧に、
「すごいですねえ!天からお供えが来ましたよ!!」
すると修行僧、
「天人に見えるようじゃ、自分の修行はまだまだだな。」